書誌情報

日本におけるフィッツジェラルド
――文献目録(1930~2003)――
 製作者:永岡定夫 

1930~1960年

1930~40年代(戦前・戦時中)

草加 帯(訳)結婚式 アメリカ尖端文學叢書3 尖端短編集 新潮社 1930.12 pp.271-303 ”The Bridal Party” (1930.8 初出)の翻訳

杉木 喬(訳注)”At Your Age”「年齢」現代アメリカ短編集(対訳詳註・英米近代文學叢書第1輯21回配本)春陽堂 1933.2 pp.135-189 原作は1929.8 初出、表題は「この年で」とか「いい年をして」とか訳すべきもの

佐藤東四郎(著) アメリカ文藝復興の断面 研究社 1939.12 223pp.+ix pp. 141-142 筆者は当時立教大學予科教授、遺著。


1940年代(戦後)

福田 實(訳) F.L.アレン 「米國現代史」改造社 1940.4 Only Yesterday(1931)の翻訳 p.14, pp.98-99に言及あり

杉木 喬(著) <迷へる時代>の子フィッツヂェラルドに就いて「アメリカ文學試論――今日のアメリカ文學」 大興社 1946.10 pp.180-184


1950

植木敏一 アメリカリアリズム(ママ)の一斷面 滝川3 兵庫県瀧川高等学校1950.5 pp.36-45 「楽園の彼方」「美人と地獄」「大山師ギャツビイ」(ママ)を紹介、筆者は同校卒業生、当時神戸大學講師

植草 甚一 「ギャツビイ親分」(アラン・ラッド主演)の原作者スコット・フィッツジェラルドについて 映画の友 映画世界社 1950.5 pp.79-81

福田 實(訳) F.L.アレン 「アメリカ現代史」 改造社 1950.8 上巻p.14,102-103 下巻p.56,63 前出4の改訂版


1951

新庄哲夫 敗北のモダニスト“フィッツジェラルド” おんどり通信Ⅶ-6, 雄鶏社 1951.7 pp.7-11

植村郁夫 Scott Fitzgeraldの文学 英語研究XL-9, 研究者 1951.9 pp.2-5

岩瀬 繁 二十年代のスポークスマン――F. Scott Fitzgerald 立教大學英米文学会報11, 立教大学英米文学会 1951.11 pp.15-17


1952

山内(宮本)陽吉 Scott Fitzgeraldについて 英語研究XLI-9, 研究社 1952.9 pp.32-35

杉木 喬 「失われた世代」の作家たちの諸問題――現代アメリカ文學の特質に関する序説 総合世界文藝5 1952.12 pp.135-151


1953

西 和世 『夜はやさしい』を中心として――フランシス・スコット・フィッツジェラルド論 群馬大学教育学部紀要人文科学篇Ⅲ, 1953.3 pp 1-13 (103-115)

野尻 吉之進 夢と幻滅――F. Scott Fitzgeraldの世界 帯廣畜産大学学術研究報告I-3, 1953,3 pp.73-82

永井 衷 F. Scott Fitzgerald:The Great Gatsbyについて 人文論究Ⅳ-2, 関西学院大学人文学会 1953.7 pp.87-101

永井 衷 F.スコット・フィッツジェラルド論――初期の短篇を中心としてThe Crescent I-3 関西学院大学英文学会 1953.12 pp.13-27

宮脇長寿 F. Scott Fitzgerald: The Great Gatsby を中心として 鳥取大学学芸学部研究報告(人文科学)4, 1953.12 pp.125-135


1954

高村勝治・大橋健三郎(訳) F.J.ホフマン「アメリカの現代小説1900-1950」二十世紀アメリカ文学研究叢書 評論社 1954.8 pp.178-192

高村勝治(著) 「現代アメリカ小説序論」 研究社 1954.11 pp.78-84(フィッツジェラルドの項)

龍口直太郎・大橋吉之輔(訳) R.B.ウェスト「アメリカの短篇小説1900-1950」 二十世紀アメリカ文学研究叢書 評論社 1954.12 pp.101-108


1955

宮本陽吉(編注) The Eggs & Other Stories 英宝社 1955. 295pp. (“Absolution”を収録)

永井 衷 F. Scott Fitzgerald序説 英米文学I-2, 関西学院大学英米文学会 1955.4 pp.110-127

M.H.フィッツヂェラルドに関する作品二つ 同上 pp.156-165 (Arthur Mizener: The Far Side of ParadiseとBudd Schulberg: The Disenchanted の紹介)

清水 光(訳) 雨の朝巴里に死す 三笠書房 1955.4 200pp.(「メェ・デェイ」「狂った日曜日」を収録)

飯島淳秀(訳) 雨の朝巴里に死す 角川文庫 1955.4 110pp. (「カットグラスの鉢」「罪の赦し」を収録)(この年、映画「雨の朝 巴里に死す」The Last Time I Saw Paris公開)

佐藤亮一・平松幹夫(訳) F.L.アレン「二十世紀アメリカ社会史」 角川書店 1955.5 pp.108-121(「旧秩序の小春日和」の章)The Big Change-American Transformation Itself 1900-1950の翻訳

植村郁夫(編注) Babylon Revisted and Winter Dreams 研究社 1955.7 100pp

田辺五十鈴 フィッツジェラルドにおける富の意識 Sylvanシルヴァン同人会 1955.10 pp.41-45

谷口陸男(著) 失われた世代の作家たち――20世紀アメリカ作家論 南雲堂 1955.10 pp.40-41

Harada, Keiichi(原田敬一) Treatment of ‘Class’and ‘Time’ in F. Scott Fitzgerald-An outline American Literary Review(アメリカ学会文学部会会報XI,1955.11 pp.6-7


1956

永井 衷 Tender Is the NightとF.スコット・フィッツジェラルド 志賀勝先生追悼論文集 関西学院大学英米文学会2 1956.4 pp.72-95

小山敏三郎(編注) Twentieth-Century American Short Stories 開文社 1956.5 109pp. (“Babylon Revisited”を収録)

石 一郎 フィッツジェラルド論――長編について 英米文学2 明治大学英米文学会 1956.7 pp.100-129

Morioka, Sakae(森岡栄)Scott Fitzgerald’s The Great Gatsby 英語英文学論叢6 九州大学英語英文学研究会 1956.7 pp.1-14

野崎孝・高橋正雄(編注) Contemporary American Short Stories(Ⅲ) 南雲堂 1956.9  126pp. (“A Woman with a Past”を収録)

西 和世・森岡 栄(訳) 冬の夢・罪の許し 英宝社 英米名作ライブラリー 1956.11 183pp. (他に「バーニス嬢の断髪異変」「リッツ・ホテル大のダイヤモンド」と解説を収録)

石 一郎 フィッツジェラルド論――短篇について Overon I-4, オベロン会 1956.12 pp.60-73


1957

谷本泰三 F.S.フィッツジェラルドとThe Great Gatsby 梅花短期大学研究紀要5 1957.1 pp.45-57

野崎 孝(訳)偉大なるギャツビー 研究社 アメリカ文学選集 1957.2 291pp.

大貫三郎(訳)夢淡き青春(グレート・ギャツビィ) 角川文庫 1957.2 242pp.

Fujikawa, Haruto(藤川玄人) The Great Gatsby–some of its structural problem American Literary Review XIX, 日本アメリカ文学会 1957.4 pp.8-14

玉井孝弘 「偉大なるギャツビー」断想 大阪経済大学論集19 1957.5 pp.276-293

高村勝治・龍口直太郎・佐藤亮一(訳)楽園のこちら側・夜はやさし・雨の朝巴里に死す/他 荒地出版社 現代アメリカ文学全集3 1957.6 558.pp.

Fujikawa, Haruto(藤川玄人)The Structure of The Great Gatsby 名城大学理工学部研究報告1 1957.11 pp.61-69

佐渡谷重信 アメリカ作家の作品とStyle(15)-F. Scott Fitzgeraldの巻(上) 時事英語研究Ⅶ-2 研究社 1957.12 pp.66-67

野崎 孝(訳)舞踏会 エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン 早川書房 1957.12 pp.23-35 (“The Dance”の翻訳)


1958

佐渡谷重信 アメリカ作家の作品とStyle(16)-F. Scott Fitzgeraldの巻(下) 時事英語研究Ⅷ-1 研究社 1958.1 pp.52-55

石 一郎(著) 崩壊文学――F.S.フィッツジェラルド論 南雲堂 1958.3 157pp.+vi

小山敏三郎・羽矢謙一(編注) MAY DAY 南雲堂 1958.3 108.pp.

永岡定夫 フィッツジェラルド「偉大なるギャツビー」論 成蹊大学政治経済論叢Ⅶ-4 1958.3 p.44-71

宮本陽吉・永川玲二(訳) 裕福な青年・壊れる 南雲堂 英米短篇小説選集 1958.3  176pp. (他に「メイ・デェイ」「眠っては覚め」を収録)

西川正身(編注) Modern American Shot Stories (Ⅱ) 研究社 1958.3 173pp. (“The Rich Boy”を収録)

龍口直太郎・吉武好孝(編) 現代アメリカ文学 有信堂 1958.6 pp.157-162 (高村勝治「フィッツジェラルド」)

ウィルスンR.N. (山根真一郎訳) イカルスとしてのフィツジェラルド(ママ) アメリカーナⅣ-9 1958.9 pp.23-33 (the Antioch Review, Winter 1957-58からの収録)

Fujikawa, Haruto(藤川玄人) F. Scott Fitzgerald: Tender Is the Night 名城大学理工学部研究報告3 1958.12 pp.101-105


1959

高村勝治 夢やぶれて――フィッツジェラルドの悲劇 英文学風景2 垂水書房 1959.3 pp.141-151

龍口直太郎・木内信敬(編注) The Great Gatsby 開隆堂 1959.3 212pp.+xxvii

酒井善孝(編注) Babylon Revisited 南雲堂 1959.4 51pp.

高村勝治 F. Scott Fitzgerald再考 英語青年CX-6 研究社 1959.6 pp.302-303

野崎 孝(訳) バッド・シュールバーグ「夢やぶれて」 早川書房 1959.7 435pp. (Budd Schulberg: The Disenchanted 前出24の紹介の翻訳)

西崎一郎・須藤信子(編注) American Short Stories–Fitzgerald & Others北星堂 1959.10 109pp.(“The Scandal Detectives”を収録)

佐渡谷重信(著) アメリカ作家の作品とスタイル 研究社 1959.10 326pp.pp.34-48(前出46.48を収録)

植村郁夫 FitzgeraldとHemingway 英語青年CV-12 研究社 1959.12 p.504


1960

柳 喜一郎 Scott FitzgeraldのThe Great Gatsbyと「アメリカの夢」 英米文学:研究と鑑賞7 大阪府立大学英米文学研究会 1960.3 pp.39-54

Morioka, Sakae(森岡栄) Techniques of The Great Gatsby 英語英文学論叢10 九州大学英語英文学研究会 1960.3 pp.45-55

龍口直太郎 愛しき背信者 婦人公論 1960.4 pp.132-143

吉田三雄(編注) Two Short Stories of F.S. Fitzgerald 松柏社 1960.4 115pp. (“The Last of the Bellers”, “The Rich Boy”を収録)

野崎 孝(著) ヘミングウェイ 研究社 テーマと研究Ⅳ 1960.6 pp.79-86 (先輩作家とヘミングウェイ)

佐藤亮一(訳) ジョン・W.オルドリッジ「ロスト・ジェネレーションは以後」荒地出版社 1960.6 pp.54-67 (恐怖と楽園の幻想)

谷口陸男(訳)夜はやさし 角川文庫 1960.9(上巻302pp.), 1960.12(下巻252pp.)

植村郁夫 FitzgeraldのThe Great Gatsby 高知大学学術研究報告(人文科学)Ⅸ-2 1960.10 pp.11-17

藤川玄人 Tender Is the Night 再考 American Literary Review XXXIII 日本アメリカ文学会 1960.11 pp.5-7

大橋健三郎 ある「西部」の物語――「偉大なるギャツビー」について Oberon Ⅳ-4 1960.12 pp.45-58

長瀬 弘 「偉大なるギャツビー」小論 松商短大論叢8 1960.12 pp.217-238

1961~1970年

1961

永岡定夫 フィッツジェラルドにおけるナーシシズムの研究 成蹊大学政治経済論叢X-3 1961.1 pp.99-124

Fujikawa, Haruto(藤川玄人) A Reappraisal of Tender Is the Night 東洋大学教養部紀要2 1961.3 pp.21-31

Morioka, Sakae(森岡栄) Scott Fitzgerald’s Short Stories 英語英文学論叢11 九州大学英語英文学研究会 1961.3 pp.13-23

永井 衷 フィッツジェラルドの描く女性について――初期の作品を通して 英米文学V-2 関西学院大学英米文学会 1961.3 pp.13-23

野崎 孝(訳) レーモンド事件の秘密 エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン 早川書房 1961.4 pp.20-26(“The Mystery of the Raymond Mortgage”の翻訳)

谷口陸男(著) アメリカの若者たち――その文学的映像 岩波新書 1961.8 pp.124-142「失われた世代」, 143-152「ふたたび実人生に相わたる文学」ほか

坪井清彦 「楽園のこちら側」の一解釈 岡山大学法経短期大学部紀要・文学論集3(内藤教授退官記念論文集) 1961.11 pp.i-xi

稲村松雄 現代英米文学作品解説 北星堂 1961.11 415pp. pp.88-89(「夜はやさし」)

高村勝治 Fitzgeraldの技巧 英文学風景4 垂水書房 1961.11 pp.15-25

松山信直 F.S.Fitzgerald論――方法に関する問題点を中心として 人文学LV 同志社大学人文学会 1961.12 pp.145-176


1962

Nishiyama, Tamotsu(西山保) The Great Gatsby- On the Technique Kyushu American Literature5 九州アメリカ文学会 1962.4 pp.14-20

Hamada, Masaaki(浜田正明) Gatsby and the American Dream 同上 pp.21-26

山本洋一(編注)The Baby Party and Gretchen’s Forty Winks 学生社 アトム現代英文双書 1962.6 119pp.

栃原知雄 社会喜劇の悲喜劇的人物――H.James作「アメリカ人」とF.S.Fitzgerald作「偉大なるギャツビー」の主人公について 関西学院大学社会学部紀要5 1962.7 pp.89-97

植村郁夫 ゴルフと英語 英語と英文学76 研究社 1962.5 pp.10-11(“Winter Dreams”に言及)

刈田元司 アンドルー・ターンブル「スコット・フィッツジェラルド」 ソフィアXI-3 上智大学 1962.9 pp.108-110(Andrew Turnbull: Scott Fitzgeraldの書評)

宮本陽吉・永川玲二(訳) 裕福な青年・バビロン再訪 南雲堂 双書・20世紀の珠玉6 1962.9 208pp. (52の改訂版、「バビロン再訪」を追加)

刈田元司 追いつめられた「お上品な伝統」 ソフィアXI-4 上智大学 1962.9 pp.24-46(『偉大なるギャツビー』、「冬の夢」に言及)

永岡定夫 ハリウッドにおけるフィッツジェラルド 山梨大学学芸学部研究報告13 1962.12 pp.42-48


1963

福田陸太郎 アメリカ文学散歩――Scott Fitzgeraldの家 英語教育Ⅶ-2 大修館書店 1963.5 pp.32-33(写真)

西 和世 F.スコット・フィッツジェラルド(1)――新進作家誕生前夜 群馬大学教育学不紀要(人文科学篇)Ⅶ 1963.8 pp.1-19

松山信直 1920年代のアメリカ小説――「失われた世代」の作家たちを中心に 同志社アメリカ研究1 同志社大学アメリカ研究所 1963.9 pp.22-29

新倉(しんくら)龍一(訳)『現代アメリカ短篇集』双書・20世紀の珠玉24 南雲堂 1963.9 pp.17-46 (「いわくつきの女」)

大橋健三郎(著) 二十世紀アメリカ作家案内 研究社 1963.10 pp.38-48 (「失われた世代」とF.スコット・フィッツジェラルド)

永井 衷 F. Scott Fitzgeraldの「楽園の此岸」について 人文論究XIV-1 関西学院大学人文学会 1963.11 pp.92-114(1-23)

刈田 元司 W・ゴールドハースト「フィッツジェラルドと彼の同時代人たち」 ソフィアXII-2・3 上智大学 1963.11. pp.300-303(174-177)(W. Goldhurst: F. Scott Fitzgerald and His Contemporariesの書評)

島 秀夫 The Great Gatsbyについての一考察 共立女子大学短期大学部紀要7 1963.12 pp.54-68

Tuboi Kiyohiko(坪井清彦) Terror in The Beautiful and Damned 岡山大学法経短期大学部・文学論集4 1963.12 pp.i-ix

1964

小山敏三郎(編注) The Diamond as Big as the Ritz 山口書店 1964.3 88pp.

Ohashi, Kichinosuke and Toshisaburo Koyama(大橋吉之輔・小山敏三郎)(編) 20th Century American Authors–An Anthology 金星堂 1964.4 pp.113-118 (“Echoes of th Jazz Age”, “The Lost Decade”を収録)

佐藤亮一(訳) チャールズ・E・ジェイン:F.スコット・フィッツジェラルド 北星堂 アメリカ文学作家シリーズ3 1964.7 pp.257-315(Shain, Charles E: F. Scott Fitzgerald, Univ. of Minnesota Pamphlets on American Writers の翻訳)

長瀬 弘 ディックの悲劇――フィッツジェラルドの「夜はやさし」について カメレオン7 カメレオン同人会 1964.8 pp.48-62

石 一郎(著) 「喪失の世代」の文学――現代アメリカ小説の出発 紀伊国屋新書 1964.8 pp.12-46(「フィッツジェラルドの登場」『偉大なギャツビー』)

永岡定夫 The Great Gatsby再考――1人称の視点とその修正 アメリカ文学研究1 日本アメリカ文学会 1964.10 pp.99-106

福田陸太郎(訳) 移動祝祭日 三笠書房 ヘミングウェイ全集 1964.10 pp.213-281(「スコット・フィッツジェラルド」ほか)

渥美昭夫(編注) Three “Basil” Stories 研究社 1964.11 122pp. (“The Scandal Detectives”, “The Greshest Boy”, “The Captured Shadow” を収録)

永井 衷 F. Scott Fitzgeraldの「偉大なるギャツビイ」について 関西学院大学文学部記念論文集(関西学院創立75周年・関西学院大学開学30周年記念) 1964.11 pp.87-105

長瀬 弘 ヘミングウェイとフィッツジェラルド――「キリマンジャロの雪」と「夜はやさし」をめぐって 松商短大論叢12 1964.12 pp.173-188

島 秀夫 Tender Is The Night における「生」の意義 共立女子大学短期大学部紀要8 1964.12 pp.60-77

佐渡谷重信 アメリカ作家の手紙と生活――S. Fitzgerald の栄枯盛衰(1~3)時事英語XIX-7~9 1964.7~9 pp.52-55, 50-63, 64-67


1965

多久和新爾 「アメリカの夢」の衰微――「偉大なるギャツビー」を中心に 英語英文学論叢15(長沢由次郎教授退官記念号) 九州大学英語研究会 1965.1 pp.41-57

多田敏男 F.スコット・フィッツジェラルド――金持に非ざるものは人間に非ず? 英語英文学論集9 関西大学英語英文学会 1965.2 pp.71-95

Pearson, Norman H. The American Writer and Politics, 1920-1940 「アメリカ作家と政治、1920-1940」(日本語訳、岩崎泰男)同志社アメリカ研究2 同志社大学アメリカ研究所 1965.3 pp.43-53

Hamada, Masaaki(濱田正明) Great Gatsby or the Career of an Unsuccessful Alger Hero Kyushu American Literature 8 九州アメリカ文学会 1965.4 pp.8-13

Tsuboi, Kiyohiko(坪井清彦) Valley of Ashes 広島アメリカ文学研究3 中・四国アメリカ文学会 1965.4 pp.32-37

佐藤亮一(訳) アーサー・マイズナー:F.スコット・フィッツジェラルドの「偉大なるギャツビー」 V.O.A (編) アメリカ小説論 北星堂 1965.4 pp.215-227

藤川玄人 Henry James とScott Fitzgerald――アメリカ小説に見る一つのアーキタイプ 白山英文学11 東洋大学英米文学会 1965.5 pp.52-75

長瀬 弘 ラードナーとフィッツジェラルド 松商短大論叢13 1965.12 pp.157-174

大橋健三郎(著) 荒野と文明――20世紀アメリカ小説の世界 研究社 1965.12 pp.55-76(前出74、ある「西部」の物語を収録)


1966

大塚文一 ”The Diamond as Big as the Ritz” との比較において見たThe Great Gatsbyにおける小説技法 論叢・玉川大学文学部紀要6 1966.1 pp.83-105

大森 衛 F. Scott Fitzgeraldの短篇小説 西南学院大学紀要6 1966.2 pp.1-29(55-73)

中島最吉 The Great Gatzby (ママ)試論 熊本大学英語英文学9 熊本大学英語英文学会 1966.2 pp.55-74

Aoki, Yukiko(青木幸子) The Image of Woman in F. Scott Fitzgerald’s The Great Gatsby 大谷女子短期大学紀要9 1966.3 pp.95-103

Ito, Sadamoto(伊藤貞基) F. Scott Fitzgerald and The Great Gatsby 大阪府立大学紀要(人文・社会科学篇)14 1966.3 pp.11-20

佐久間政弘 フィッツジェラルドの技巧――The Great Gatsbyの場合 函館英文学5 1966.3 pp.5-13

Ishikawa. Akiko(石川明子) The Relationship between The Great Gatsby and Homer incorporating the Mesopotamian Religions Boat Train Ishikawa Akiko, Ltd. 1966.3.7 93pp.

佐久間政弘 The Great Gatsbyにおける”Great”の意味 北海道英語英文学XI 日本英文学会北海道支部 1966.5 pp.77-84

西 和世 F.スコット・フィッツジェラルド(2)――主として小説技法の変遷について 群馬大学教育学部紀要(人文・社会科学篇)XV 1966.7 pp.59-76

野崎 孝(訳) 偉大なギャツビー 集英社 20世紀の文学・世界文学全集18 1966.9 pp.59-76

佐伯彰一 風俗小説の魅力 同上「解説」 pp.495-502

鈴木健三 フィッツジェラルドと三人の30年代作家 同上「月報」20 pp.1-6

野崎 孝(編) フィッツジェラルド 研究社 20世紀英米文学案内7 1966.10 240pp.「人と生涯」「偉大なギャツビー」「崩壊」(野崎孝)「楽園のこちら側」「美しく呪われた人」(後藤昭次)「夜はやさし」「最後の大君」(大浦暁生)「短編」(渥美昭夫)「評価」(永岡定夫)「年表・書誌」(野崎・永岡)

水戸 修 予感の文学――「偉大なるギャツビィ」の死から 英文学論叢10 京都女子大学英文学会 1966.12 pp.41-62

島 秀夫 The Last Tycoon における“ヒーロー”の問題 共立女子大学短期大学部紀要10 1966.12 pp.24-36


1967

吉野昌昭 「偉大なるギャツビー」について 外国文学15 宇都宮大学外国文学研究会 1967.1 pp.10-18

刈田元司(編注) The Great Gatsby 英潮社 ペンギン・ブックス 1967.2 188pp. 注(別冊) 78pp., 第12版(1976年補筆)より87pp.

Izaki, Koichi(井崎宏一) An Aspect of F. Scott Fitzgerald’s Workmanship 金沢大学教養部論集(人文科学篇)4 1967.2 pp.43-53

渥美昭夫・渥美佳子(訳) ウォルター・アレン「20世紀英米小説論」 鹿島研究所出版会 1967.4 pp.105-112

堀部 充 フィッツジェラルドの技法――The Great Gatsbyにおける1人称の視点 天理大学学報(人文学会誌) XIX‐1(55) 1967.6 pp.83‐97(40‐54)

佐藤道夫 ジャズ時代の桂冠詩人――F.スコット・フィッツジェラルド 英語英文学論集2 都留文化大学英文学会 1967.10 pp.55‐59

永原 誠(訳) S.フィンケルスタイン「実在主義とアメリカ文学」紀伊国屋書店 1967.10 pp.166‐188(「文体となった疎外――F.スコット・フィッツジェラルド、T.S.エリオット」)

石 一郎(著) F.S.フィッツジェラルド試論――崩壊の文学 南雲堂 1967.11 163pp.+vi(49の改訂版)


1968

佐藤亮一・徳永暢三(訳) F.スコット・フィッツジェラルド短編集 荒地出版社 現代アメリカ文学選集7 1968.1 pp.459-558(44の短編集「雨の朝巴里に死す」「風の中の一家」「冬の夢」に「スキャンダルを探せ」「ホテルほど大きいダイヤモンド」を増補)

渥美昭夫 フィッツジェラルドとその短編 同上 「解説」 pp.606-612

西山保・阿波保喬(編注) The Short Stories of F. Scott Fitzgerald 英潮社 1968.2  70pp. (“The Sensible Thing”, “The Rough Crossing” を収録)

渥美昭夫 Tender Is the Night アメリカ文学17 日本アメリカ文学会東京支部 1968.3 pp.1-7

永岡定夫 小説家の妻の小説――Zelda Fitzgerald: Save Me the Waltz(1932) 山梨大学教育学部研究報告18 1968.2 pp.6‐12

村上不二雄 富と20年代のアメリカ文学 大阪市立大学文学部紀要・人文研究(英米語・英米文学)XIX-7 1968.3 pp.53-66

大竹 勝 フィツジェラルド(ママ)の小説について――「冬の夢」と「メーデー」を中心に 東京経済大学人文自然科学論集19 1968.5 pp.63-89

元田脩一・片岡章(編注) The Ice Palace and Magnetism 英潮社 1968.9 97pp.

寺門泰彦/他(訳) ジャック・カボー:F.スコット・フィッツジェラルド「夜はやさし」 太陽社(太陽選書3) 喪われた大草原――アメリカを作った15の小説 1968.9 pp.347‐374(Jacques Cabau: La Prairie Perdue の翻訳)

堀部 充 ジャズ時代の若者たち――This Side of Paradise論 天理大学学報(人文学会誌、二代真柱中山正喜教授追悼特集) XX-2(60) 1968.11 pp.162-177(80-95)

Iida, Tomo(飯田順) The Use of Colors in The Great Gatsby 大谷女子大学紀要2  1968.4 pp.1-8

古川弘之 「楽園のこちら側」から「偉大なるギャツビー」へ ALBION 復刊14 京大英文学会 1968.11 pp.79-93

東田千秋 The Great Gatsbyの文体 文体論研究13 日本文体論協会 1968.11 pp.95-104



1969

川越壬英子 フィッツジェラルド――「アメリカの夢」の行方 英米文学研究4 日本女子大学英語英文学会 1969.1 pp.36‐48

井崎宏一 The Great Gatsbyの文体と誠実の問題 金沢大学教養部論集(人文科学篇)6 1969.2 pp.71-114

永沢定夫 ロスト・ジェネレイション考 山梨大学教育学部研究報告19 1969.2 pp.11-17

笠原正夫・田坂崇(編注) The Ice Palace and Absolution  興文社 1969.2 97pp.

坪井清彦 Tender Is the Night 研究(序) 学術紀要29 岡山大学法文学部 1969.3 pp.141‐152

西 和世 F.スコット・フィッツジェラルド(3)――苦悶する作家 群馬大学教育学部紀要(人文・社会科学編)18 1969.4 pp.109‐130

牧田徳元 Jay Gatsbyの夢 金沢大学教育学部紀要(社会・教育・人文科学編)18 1969.12 pp.127‐136

牧田徳元 Tender Is the Night研究 金沢大学教育学部紀要(社会・教育・人文科学編)19 1969.12 pp.31‐46


1970

宝喜 力 F.SCOTT.FITZGERALD論――ROMANTIC WORLDの成立 共立女子大学短期大学部紀要13 1970.1 pp.67-81

永岡定夫 作家と妻と――F. Scott Fitzgerald:Tender Is the Night(1934)の一面について 山梨大学教育学部研究報告20 1970.2 pp.6‐12

Iida Tomo(飯田順)NICK, GATSBY AND FITZGERALD 大谷女子大学紀要4 1970.3 pp.1‐9

長瀬 弘 キーツとフィッツジェラルド 相模女子大学紀要33 1970.3 pp.79‐89

永井 衷(編注) The Side of Paradise(抄) 青山書店 1970.3 156pp. (“Spires and Gargoyles”, “The Egotist Considers”, “Narcissus off Duty“の章を収録)

柳生 望(著) アメリカ文学とその風土 朝日出版社 1970.5 pp.126‐144(フィッツジェラルド「楽園のこちら側」ほか)

金関寿夫 「偉大なるギャツビー」をめぐって 英語英文学世界V-9 英潮社 1970.12 ppp.6-9

1971~1980年

1971

田坂 崇 The Great Gatsbyについて――その主題と表現 英語英文学論集2 鹿児島大学英文研究室 1971.1 pp.84‐98

徳永暢三(書評) ナンシー・ミルフォード「ゼルダ――ある伝記」 学鎧LX Ⅷ-2 丸善1971.2 pp.75‐76

永岡定夫 F. Scott Fitzgeraldのバジル物・ジョゼフィン物について(その1) 山梨大学教育学部研究報告21 1971.3 pp.1‐7

坪井清彦 ニックのアイロニイ 学術紀要31 岡山大学法文学部 1971.3 pp.15‐29

本間喜美子 Tender Is the Night試論 仙台大学紀要3 1971.7 pp.1‐17

Shimomura, Noboru(下村登) A Study on This Side of Paradise 呉工業高等専門学校研究報告Ⅶ-2(通巻9) 1971.11 pp.1-10

粋川 羔 フィッツジェラルドとアメリカの夢 研究雑誌18 青山学院大学英米文学研究部 1971.11 pp.1-7

Kobayashi, Yoshitada(小林資忠) A Preliminary Note on the Structure of The Great Gatsby by F. Scott Fitzgerald 和歌山工業高等専門学校紀要6 1971.12 pp.113-118

馬場弘利 F. Scott Fitzgerald:This Side of Paradise論 CAIRN14 九州大学大学院英語・英文学研究会 1971.12 pp.91-104
1972

吉田弘重・丸田明生(編注) Young Man Axelbrod and Other Stories 英宝社 1972.1 111pp. pp.5-33(“The Rough Crossing“を収録)

高村勝治(編注) CRAZY SUNDAY 大阪教育図書 1972.2 119pp.(ほかに”The Diamond as Big as the Ritz” を収録)

稲村松雄ほか(編) アメリカ文学への招待 原書房 1972.2 pp.75-76(「偉大なるギャツビー」)

永岡定夫 F. Scott Fitzgeraldのバジル物・ジョゼフィンものについて(その2)山梨大学教育学部研究報告22 1972.2 PP.8-14

杤山美知子 妖精の翼の上の世界――「偉大なるギャツビィ」の夢と現実 現代英語文学研究1 現代英語文学研究会 1972.3 pp.21‐40

Loftus, Margaret Frances, S.N.D. John Keats in the Works of F. Scott Fitzgerald KIYO-Studies in English Literature7 ノートルダム清心女子大学英文学科紀要7 1972.3 pp.17‐26

中村一夫 中西部のモラル:回帰と離脱――The Great GatsbyTender Is the Night の悲劇について 西洋文学研究88 東京教育大学文学部 1972.3 pp.67‐77

仁平有孝 F. Scott Fitzgeraldにおける“崩壊”の意味について(1) 茨城大学教育学部紀要21 1972.3 pp.137‐148

Tasaka, Takashi(田坂崇) The Ethic and Aesthetic Aspects in Tender Is the Night 中・四国アメリカ文学会 1972.3 pp.15‐23

足立富美 回想のスコット・フィッツゼラルド(ママ)――マリブの海辺にて(序その1) 学苑387 昭和女子大学光葉会 1972.3 pp.16‐24

足立富美 回想のスコット・フィッツゼラルド(ママ)(その2) 学苑388 昭和女子大学光葉会 1972.4 pp.119-128(写真2頁付き)

栗山富夫(訳) フィリップ・フレンチ:映画のタイク-ン――マス芸術の創造者たち みすず書房 1972.4 pp.4ほか(Philip French: The Movie Moguls の翻訳)

足立富美 回想のスコット・フィッツゼラルド(ママ)(その3)――その短篇について 学苑396 昭和女子大学光葉会 1972.12 pp.19‐26, p.37

鈴江璋子 新しい堕落への出発――F. Scott Fitzgerald小論 英米文学手帖2 英米文学手帖の会 1972.6 pp.80‐89

鈴江璋子 「偉大なるギャツビー」における「アメリカの夢」と現実 実践英文学2 実践女子大学 実践英文学会 1972.7 pp.16‐26

榊原胖夫・明石紀雄(訳) L.マークス:楽園と機械文明 研究社 1972.8 422pp. pp.383‐395(エピローグ――灰の楽園 Leo Marx: The Machine in the Garden: Technology and the Pastoral Ideal in Americaの翻訳)

Tochiyama, Michiko(杤山美知子) F. Scott Fitzgerald’s American Hero–A Study of The Last Tycoon 大谷女子大学紀要6 1972.8 pp.13-35

福田陸太郎(編) アメリカ文学名作選 中教出版 1972.9 pp.282(フィッツジェラルドの家、前出95を参照)

Kobayashi, Yositada(小林資忠) On American Dream and Its Truth in The Great Gatsby by F. Scott Fitzgerald 和歌山工業高等専門学校紀要7 1972.12 pp.77‐82


1973

植村郁夫 FitzgeraldとHemingway Null5 高知大学英友会 1973.1 pp.4‐5

Itofuji, Hiromi(糸藤洋) F. Scott Fitzgerald Viewed through a Crack 中・四国アメリカ文学研究9 中・四国アメリカ文学会 1973.1 pp.30-38

長瀬 弘 F.スコット・フィッツジェラルドの「最後の大君」(その1) 相模女子大学紀要 1973.1 pp.39‐44

Kobayashi, Yoshitada(小林資忠) Three Short Stories and The Great Gatsby by F. Scott Fitzgerald 愛媛大学教育学部紀要(第Ⅱ部人文・社会科学) V‐1 1973.2 pp.97-104

永岡定夫 改稿・フィッツジェラルドにおけるナルチシズムの研究(その1) 山梨大学教育学部研究報告23 1973.2 pp.6‐13

千田靖子 The Great Gatsby研究(1) プール学院短期大学研究紀要XII 1973.3 pp.82‐104

鵜木奎治郎 日本の夢の達成とアメリカの夢の崩壊――Babylon Revisited と『波』の比較研究 信州大学教養部紀要(第Ⅰ部人文科学)7 1973.3 pp.69‐104(山本有三の長編小説との作品分析)

佐藤亮一(訳) 雨の朝、パリに死す/ほか五編 講談社文庫 1973.3 284pp. (「冬の夢」「風の中の一家」「生意気な少年」「スキャンダル探し」「ホテルほど大きいダイヤモンド」を収録)

川名多恵子 The Great Gatsbyにおけるアメリカ的「経験」の特質 かいほう(会報)15 青山学院大学英文学会第一部 1973.3 pp.43-52

坪井清彦 ひびわれた皿 学術紀要33 岡山大学法文学部 1973.3 pp.83‐94

丸田明生 F. Scott Fitzgeraldの短篇にみるアメリカの夢と挫折(上) 下関商経論集XVI-3 下関市立大学学会 1973.3 pp.231‐254

足立富美 回想のフィッツゼラルド(ママ)(その4)――”Babylon Revisited” 「雨の朝パリ-に死す」 学苑400 昭和女子大学光葉会 1973.4 pp.161‐171 p.62

足立富美 続「偉大なGatsby」論 学苑412 昭和女子大学光葉会 1973.4 pp.151‐161

龍口直太郎(訳) シーラ・グレアム「愛しき背信者」 新潮社 1973.6 302pp.

山内邦臣・尾形敏彦・永井衷(編) アメリカ文学 ミネルヴァ書房 1973.9 pp.152-155

Namba, Tatsuo(南波辰郎) Stylistic Devices in F. Scott Fitzgerald’s The Last Tycoon 安田女子大学紀要3 1973.10 pp.83‐90

足立富美 S.フィッツゼラルド(ママ)著 「偉大なギャツビイ」論 学苑408 昭和女子大学光葉会 1973.12 pp.16‐26

岡本秀男・越智道雄・丹羽隆昭(編注) The Lost Generation 文理 1973.12 84pp.+注43pp.(“Babylon Bevisited” を収録)


1974

中山末喜(訳) シルヴィア・ビーチ「シェイクスピア・アンド・カンパニイ書店」 河出書房新社 1974.1 pp.162‐164(フィッツジェラルドがビーチ所有の「偉大なギャツビー」の余白に描いた’Festival of St. James (Joyce)’ と題するデッサンを転載)

丸田明生 F. Scott Fitzgeraldの短篇にみるアメリカの夢と挫折(下) 下関商経論集XVII‐2 下関市立大学学会 1974.2 pp.92‐113

鈴江璋子 F.S.フィッツジェラルド研究――「夜はやさし」の複雑性 実践女子大学文学部紀要16 1974.2 pp.51‐70

永岡定夫 改稿・フィッツジェラルドにおけるナルシシズムの研究(その2) 山梨大学教育学部研究報告24 1974.2 pp.1‐7

古川弘之 FitzgeraldとHemingway Mukogawa Literary Review 11 武庫川女子大学英文学会 1974.3 pp.133‐147

大竹 勝 再びフィツジェラルド(ママ)について――スコットとゼルダ 東京経済大学人文自然科学論集36 1974.3 pp.45‐76

Arakawa, Fumio(新川文雄) F. Scott Fitzgerald:In Seach of Order 英語英米文学14 中央大学英米文学会 1974.3 pp.1‐19

坪井清彦 フィッツゼラルド(ママ)の戯曲「植物」について 学術紀要34 岡山大学法文学部 1974.3 pp.29‐44 

青山 南(訳) ゼルダ・フィッツジェラルド「こわれる」 晶文社 女のノマネスク③ 1974.3 249pp。(Save Me the Waltz の翻訳)

九九(ペンネーム) ブームをよぶギャツビー――失われた「よき昔」のアメリカの夢 朝日ジャーナルXVI-18 海外レビュー 1974.5.10 pp.36-38

野崎 孝(訳) グレート・ギャツビー 新潮文庫 1974.6 253pp.

橋本福夫(訳) 華麗なるギャツビー ハヤカワ文庫 1974.6 252pp.

佐藤亮一(訳) 華麗なるギャツビー 講談社文庫 1974.7 244pp. 〔この年、映画「華麗なるギャツビー」(ロバート・レッドフォード主演)公開〕

高橋正雄(著) 「失われた世代」の作家たち――二十世紀アメリカ小説Ⅱ 富山房 1974.6 pp.29‐80

馬場弘利 <緑の新世界>の幻想――「偉大なるギャツビー」の世界 CAIRN17 九州大学大学院英語英文学研究会 1974.7 pp.57‐84

中村一夫 The Great Gatsby論:構成と文体について 都留文科大学研究紀要10 1974.8 pp.11‐21

吉田弘重・南波辰郎(編注) The Basil and Josephine Stories 英宝社 1974.9 109pp.(“He thinks He’s Wonderful”, “Forging Ahead”, “Basil and Cleopatra” を収録)

小堀用一朗 ギャツビー・ブームに見られるアメリカの新しい「婦人像」 マミール 佼成出版 1974.9 pp.69‐71

足立富美 「夜はやさし」(Tender Is the Night(ママ) )への試論 学苑419 昭和女子大学近代文科研究所 1974.11 pp.2‐15

永岡定夫 「華麗なるギャツビー」あれこれ 山梨英和短期大学英文学会会報4 1974.11 p.1

大橋吉之輔(訳) ナンシー・ミルフォード「ゼルダ――愛と狂気の生涯」新潮社 1974.11 430pp.

小堀用一朗 “米国人の夢”――いまも人気――「華麗なるギャツビィ」の作者の家を訪ねて 夕刊読売 1974.11.1

Tsuboi,Kiyohiko(坪井清彦) A Partial Collation of the Beginning of MS Chapter Ⅲ (Boook Chapter Ⅳ) of The Great Gatsby PERSCICA 1 岡山英語英米文学同人会 1974.12 pp.75‐89

Ishikawa, Akiko(石川明子) The Great Gatsby 同上 pp.90‐99



1975

小堀用一朗 “作家の妻”ゼルダ 朝日新聞(夕刊、研究ノート) 1975.1.11

上田 肇 スコット・フィッツジェラルドの『偉大なギャツビー』について 関西外国語大学研究論集22 1975.2 pp.95‐107

永岡定夫 改稿・フィッツジェラルドにおけるナルチシズムの研究(その3) 山梨大学教育学部研究報告25 1975.2 pp.6‐12

Miura, Yachiyo(三浦八千代) F. Scott Fitzgerald:The Tragic Hero of The Jazz Age 愛知大学文学論集53 1975.3 pp.237‐270

小堀用一朗 1920年代再訪――ロング・アイランドに今も残る“ギャツビー” 英語研究LXIII‐13 研究社 1975.3 pp.40‐41

足立富美 Scott Fitzgerald “楽園のこちら側”について 学苑424 昭和女子大学近代文化研究所 1975.4 pp.151‐161

Iida, Tomo(飯田順) ”Babylon Revisited” and F. Scott Fitzgerald 金蘭短期大学研究誌6 1975.4 pp.29-37

藤谷聖和 F.S.フィッツジェラルド「崩壊の愛」――Tender Is the Night より 英語英米文学研究3 龍谷大学大学院英語英米文学会 1975.4 pp.62‐75

足立富美(著) フィッツゼラルド研究 北星堂 1975.9 214pp.+v

永井 衷 The Great Gatsby(1925)評価の変遷(一) 人文論究XXV-1 関西学院大学人文学会 1975.6 pp.15-32

鈴木則子(著) The Great Gatsbyにみるロマンとエゴイズム 英米文学26 戸板女子短大英米文学研究会 1975.9 pp.26-27

飯田隆昭 フィッツジェラルドとその時代――1920年代の虚構と幻影 芸術生活XXVIII-10 芸術生活社 1975.10 pp.118‐12

坪井清彦 『偉大なるギャツビー』の生成過程――とくに短篇との関係 学術紀要36 岡山大学法文学部 1975.11 pp.55‐56

岡本紀元 Scott Fitzgeraldの”double vision” について 甲南女子大学研究紀要創立十周年記念号(11,12合併号) 1975.11 pp.155‐168

清水一夫 「ロング・アイランド」から「ハリウッド」へ――未完の作品『最後の大君』小論 文学と評論5 文学と評論社 1975.12 pp.29-36

Tajima, Junko(田嶌淳子)Tender Is the Night 聖心女子大学論叢46 1975.12 pp.27-34

細入藤太郎 現代アメリカ文学とフィッツジェラルド研究 学苑432 昭和女子大学近代文化研究所 1975.12 pp.52‐55(前出252の書評)

伊豆大和 F. Scott FitzgeraldとThe Great Gatsby山口大学・英語と英米文学10 1975.12 pp.39‐57

Ishikawa, Akiko(石川明子) The Beautiful and Damned PERSICA2 岡山英語英米文学同人会 1975.12 pp.92‐103

藤谷聖和 The Great Gatsbyにおける“white”の意味をめぐって 英語英米文学研究4 龍谷大学大学院英語英米文学会 1975.12 pp.70‐79

阿出川祐子「グレイトギャッツビー」の表現技法 湘南英語英文学研究(神奈川県立衛生短大)6 (4) 1975. 12 pp.1-8


1976

足立富美(編注) Babylon Revisited and Other Stories. 北星堂 1976.1 100pp. ”Winter Dreams”, “Absolution”, “Babylon Revisted” を収録。

小堀用一朗 35年目の復活――F. Scott Fitzgeraldの遺体改葬 英語青年CXXI-11 研究社 1976.2 p.538

Baba, Hirotoshi(馬場弘敏) THE LAST TYCOON-FITZGERALD’S TRAGIC VISION OF AMERICA 文芸と思想40 福岡女子大学文学部 1976.2 pp.39‐54

Miura, Fumiko(三浦富美子) Fitzgerald’s Daisy–The Image of Sophistication 慶応義塾大学経済学部日吉論文集20 1976.3 pp.90‐11‐

仁平有孝 F. Scott Fitzgeraldにおける”崩壊”の意味について(2) 茨城大学教育学部紀要25 1976.3 pp.133-141

林 冬子 スコット・フィッツジェラルド――1970年代によみがえる共感 本の本Ⅱ-7 ボナンザ(株) 1976.7 pp.41‐45

小堀用一朗 1920年代の金持たち「その後」 朝日新聞(夕刊、研究ノート) 1976.9.30

上村浩明 Lost Generation 考――F. Scott FitzgeraldとHemingwayの短編について 鹿児島大学文科報告12‐Ⅱ 鹿児島大学教養部 1976.10 pp.35‐45

植村郁夫 『華麗なるギャツビー』 高知作家6 高知作家の会 1976.10 pp.70‐77

乾 幹雄 Fitzgeraldの小説における一つの底流 短大論叢56 関東学院女子短期大学 1976.10 pp.33‐42

西 基和 「失われた世代」の作家たち――フィッツジェラルド・ヘミングウェイ・フークナーの場合 前橋市工業短期大学紀要11 1976.11 pp.35‐40

小堀用一朗 サンドラ夫人に会う 英語青年CXXII-9 研究社 1976.12 p.435

永岡定夫 The Fitzgerald Condominiums 同上 p.436

坪井清彦(著) 破滅の影――F.S.フィッツゼラルド(ママ)の生涯と作品 あぽろん社 1976.12 310pp.

Tsuboi, Kiyohiko(坪井清彦) Fitzgerald’s Revision of “Tarquin of Cheapside” PERSICA3 岡山英米文学同人会 1976.12 pp.123‐137

伊豆大和 Tender Is the Night 覚え書――「夜」の意味するもの 山口大学・英語と英米文学11 1976.12 pp.11-30

相良哲男 『意外なるギャッツビー』再考(1) 福岡女子短期大学紀要12 1976.12 pp.37‐50

Fujitani, Seiwa(藤谷聖和) On the Tragic Sense of Love in the Novels of Fitzgerald–chiefly in the Case of The Last Tycoon 追手門学院大学文学部紀要10 1976.12 pp.65‐73

小林富久子 アメリカ小説の変貌――「楽園」幻想の消滅 早稲田商学261 早稲田商学同攻会 1976.12 pp.749‐782


1977

小田 基(著) 二十年代・パリ――あの作家たちの青春 研究社 1977.1 pp.291-313 「ゼルダ、スコット・フィッツジェラルド、花のシャンゼリゼを濶歩する」ほか。

永岡定夫 Fitzgerald Home 英語青年CXXⅡ-11 研究社 1977.2 p.544

高村勝治(編注)F.S.Fitzgerald 英潮社 1977.2 iv+143pp. ”Winter Dreams”, “The Rich Boy” を収録。

中村一夫 ある理想主義者の終焉――フィッツジェラルド『最後の大君』を中心に 高村・岩元編『アメリカ文学の展開』 松柏社 1977.2 pp.202‐211

馬場弘利 F.スコット・フィッツジェラルド:『夜はやさし』論. 文芸と思想41 福岡女子大学文学部 1977.3 pp.65‐80

小山敏三郎・芦原(細越)和子(編注) The Pat Hobby Stories 三修社 1977.3 61pp.+xxxi ”Pat Hobby’s Christmas Wish” ほか4編を収録。

米田敏範(訳) ラスト・タイク-ン 三笠書房 1977.4 236pp.

飛騨知法 スコット・フィッツジェラルドの『偉大なギャツビー』――ギャツビーの正体とアメリカの夢 毛利 至他編『アメリカ小説――研究と鑑賞』 創元社 1977.5 pp.86‐100, 191‐199

三谷貞一郎 スコット・フィッツジェラルド――ジャズ時代のヒーロー――アメリカ文学の故郷を訪ねて③ 受験の英語X-3 聖文社 1977.5 pp.32-35

清水一夫 「らくだ」と「針の穴」――戯曲『植物』試論 文学と評論8 文学と評論社 1977.6 pp.24-33

乾 信一郎(訳)ラスト・タイク-ン ハヤカワ文庫 1977.7 298pp.

大貫三郎(訳)ラスト・タイク-ン 角川文庫 1977.9 291pp.

永岡定夫 幻の「祖母の家」――フィッツジェラルド伝記の謎 英語青年CXXⅡ-8 研究社1977.11 pp.362-363

大井浩二 ふたりのデイジー――アメリカの神話と現実をめぐって 東田千秋編『作品と読者――英米文学論集』 前田書店 1977.11 pp.465‐488

坪井清彦 F.スコット・フィッツジェラルド――続・英米の作家を訪ねて⑧ NHKテレビ英会話1 1977.11 pp.40‐52

Tochiyama, Michiko(杤山美知子) What the Fitzgeraldian romantic Egoist Pursues 現代英語文学研究5 現代英語文学研究会 1977.11 pp.1‐15

片岡俊太郎 ”Tender Is the Night” (ママ)に於ける”Incest” のmotifとその時代背景 中京大学教養論叢XVIII-3 1977.11 pp.89‐108

Tasaka, Takashi(田坂崇) The Meaning of Oxymoron in The Great Gatsby 安田女子大学紀要6 1977.11 pp.31-39

永岡定夫 ”Babylon Revisited”(1931) の他誌的・本文批評的考察 山梨大学教育学部研究報告28 1977.12 pp.1‐9

Saruta, Toshiko(猿田淑子)The Names in The Great Gatsby 戸板女子短期大学英米文学研究会英米文学29 1977.3. 1  pp. 18-20


1978

伊藤義生 ”Babylon Revisited” 試論 藤女子大学・藤女子短期大学紀要I-15 1978.1 pp.1-19

Tsuboi, Kiyohiko(坪井清彦) Philipe, Count of Darknessby F. Scott Fitzgerald PERSICA5 岡山英語英米文学同人会 1978.1 pp.25-33

Ishikawa, Akiko(石川明子) FROM “WINTER DREAMS” TO The Great Gatsby 同上 pp.79‐92

佐藤 喬 映画と英米文学「ラスト・タイク-ン」 スクリーン・イングリッシュⅡ-2 英潮社 1978.2 pp.33‐57 (この年、映画「ラスト・タイク-ン」(ロバート・デ・ニーロ主演)公開)

前田絢子 『偉大なるギャツビー』――現代の荒地 フェリス女学院大学紀要13 1978.3 pp.59‐73

山本 博 ディック・ダイヴァーの運命――<自伝>としての『夜はやさし』 立教レヴュー7 立教大学文学部英米文学科 1978.3 pp.1‐10

相良哲男 『偉大なるギャッツビー』再考(2) 福岡女子短期大学紀要15 1978.3 pp.31‐50

永井 衷 スコット・フィッツジェラルドのヂャズ時代の物語について 人文論究XXVII-1・2 関西学院大学人文学会 1978.3 pp.54‐72

川上忠雄 『偉大なるギャツビー』とアメリカの夢 女子大文学(外国文学篇)30 大阪女子大学英文学科 1978.3 pp.9‐20

田坂崇・千葉義也(編注) Last Kiss and Other Stories 篠崎書林 1978.4 75pp+xxii ”Jacob’s Ladder”, “The Swimmers”, “Last Kiss” を収録。

大竹 勝(著) アメリカ文学新研究 評論社 1978.4 pp.51-81 (F.スコット・フィッツジェラルド)

Tsuboi, Kiyohiko(坪井清彦) Steinbeck’s Cup of Gold and Fitzgerald’s The Great Gatsby  Steinbeck Monograph Series 8  The Steinbeck Society of America 1978.5 pp.40-47

守屋陽一(訳) 華麗なるギャツビー 旺文社文庫 1978.8 306pp.

片岡俊太郎 『楽園のこちら側』における青春の悲劇 中京大学教養論叢XIX-3 1978.12 pp.99-116

藤谷聖和 フィッツジェラルドの技法――『夜はやさし』のカラー・シンボリズムについて 文学と評論11 文学と評論社 1978.12 pp.22‐26

坪井清彦 『パット・ホビー物語』 学術紀要39 岡山大学法文学部 1978.12 pp.1‐11

川西進・乾幹雄(編注)The Vegetable 鶴見書店 1978.12 145pp+viii

伊豆大和 The last Tycoon 覚え書――Fitzgeraldの最後のヒーローを求めて 山口大学・英語と英米文学13 1978.12 pp.81‐97

永岡定夫 ”Beloved Infidel”(1939) とThe Last Tycoon(1941) の影響関係について 山梨大学教育学部研究報告29 1978.12 pp.9‐16

西基和『バズル・ジョゼフインストーリーズ』とフィッツジェラルド 前橋市立工短期大学研究紀要12 1978.3.1  pp.37-40

西基和 『バビロン再訪』とフィッツジェラルド  前橋市立工業短期大学研究紀要131978.12.20 pp.33-37

Kawachino, Hiromi The Great Gatsby as a Story of America 九州アメリカ文学191978.5.7 pp.73-76 


1979

荒井健二郎 『偉大なるギャツビー』試論――夢と挫折 文化女子大学研究紀要10 1979.1 pp.151‐158

中村正生 スコット・フィッツジェラルドの”Basil and Cleopatra” について 長崎大学教養部紀要(人文科学)19 1979.1 pp.103‐114

大井浩二 「進歩」とアメリカ作家――1925年の小説群をめぐって 山内邦臣編『アメリカ文学――問題と追求』 山口書店 1979.2 pp.207‐221

川上忠雄 文学における夢――『偉大なるギャツビー』の場合 同上 pp.223‐238

永井 衷 『最後の大君』について 同上 pp.239‐253

小堀用一朗 フィッツジェラルドの”The Diamond as Big as the Ritz” について 関東学院大学文学部紀要26(相川高秋先生定年記念特集) 1979.3 pp.39‐53

佐野 實 『偉大なるギャッツビー』の芸術的限界 静岡大学教養部報告(人文科学篇)14 1979.3 pp.83‐92

ジョン・レディ 最後のロマンチスト F.S.フィッツジェラルド リーダーズ・ダイジェストXXXIV-3 1979.3 pp.151‐157

永岡定夫 フィッツジェラルドの初訳と対訳 英語青年CXX-2 研究社 1979.5 pp.68‐69

小堀用一朗 フィッツジェラルドとモンタナ――”The Diamond as Big as the Ritz” の舞台 同上 pp.70‐71

佐渡谷重信 F. Scott Fitzgeraldの”On Your Own” 英語青年CXXV-3 研究社 1979.6 p.128

常盤新平 金持の作家と貧乏な批評家と――フィッツジェラルドとカウリー 現代思想Ⅶ-8(臨時増刊号) 青土社 1979.6 pp.130‐143

伊藤義生 ”Winte Dreams” 試論――「愛」の崩壊について 北海道英語英文学24 北海道英語英文学会 1979.6 pp.59‐66

守屋陽一(訳) 雨の朝パリに死す 旺文社文庫 1979.8 203pp.(「冬の夢」「金持ちの青年」を収録)

井上謙治(編) アメリカ文学史入門 創元社 1979.8 pp.112‐114「崩壊する夢――フィッツジェラルド」

大井浩二(著)アメリカの神話と現実――パリントン再考 研究社 1979.9 pp.121-144「ふたりのディジー」(295を再録)

徳永由紀子 『偉大なるギャツビー』について――語り手ニックを中心に 英文学51 早稲田大学英文学会 1979.10 pp.125‐136

常盤新平(著) はじまりはジャズ・エイジ 講談社 1979.11 pp.18-31 333を改題再録

野崎孝・沼澤洽治(訳) 「偉大なギャツビー」他 集英社版・世界文学全集76 『フィッツジェラルド』 1979.11 458pp. (「皐月祭」「富豪青年」「バビロン再訪」を収録)

永岡定夫 フィッツジェラルド「年譜」 同上 pp.453‐458

渥美昭夫 F. Scott Fitzgerald 福田陸太郎・岩元巌・酒本雅之(編) 『アメリカ文学必携』 中教出版 1979.12 pp.165‐169

林 康次(編注) Love and Solitude: Modern Amrican Short Stories 鶴見書店 1979.12 89pp. ”A New Leaf” を収録。

渋谷雄三郎(編注) Modern American Masterpieces 金星堂 1979.12 168pp. ”The Long Way Out”を収録。

永岡定夫 ”Crazy Sunday”(1932)-‐二つの草稿による創作過程の考察 山梨大学教育学部研究報告30 1979.12 pp.1‐8

永岡定夫 日本におけるスコット・フィッツジェラルド――文献目録(1930‐1979) 昭和大学教養部紀要10 1979.12 pp.89‐100

西基和 『リッツ・ホテルのように大きなダイヤモンド』-アメリカの夢そして崩壊 前橋市立工業短期大学研究紀要14 1979.12.15 pp.31-33

西村千稔 ”The Diamond as Big as the Ritz”におけるFitzgeraldの意図について” 小樽女子短期大学研究紀要10 1979.3.31 pp.59-73


1980

Tsuboi, Kiyohiko(坪井清彦) Three Comrades: A Screenplay by F. Scott Fitzgerald PERSICA7 岡山英語英米文学同人会 1980.1 pp.127‐146

伊藤義生 ”Absolution” 試論 藤女子大学・藤女子短期大学紀要I-17 1980.1 pp.1‐15

北垣宗治(訳) F.M.モズリー:フィッツジェラルド 英米文学批評双書 すぐ書房 1980.1 90pp.

荒井健二郎 『アメリカ人』と『偉大なるギャッツビー』における悪について 文化女子大学研究紀要11 1980.1 p.255‐165

山口 格 ”Babylon Revisited” 論:Charlie Wales の自己認識について Phoenix16 広島大学文学研究科大学院生英文学会 1980.2 pp.87‐104

長瀬 弘(著) 現代アメリカ文学試論――フィッツジェラルドをめぐって エイジ出版 1980.2 227pp.+xviii 既発表のフィッツジェラルド関係論文6編(うち1編は改題)を収録。

田坂 崇 F. Scott Fitzgeraldの文体――そのdualisticな側面 吉田弘重先生退官記念英米文学語学研究 篠崎書林 1980.3 pp.420‐429

坪井清彦 F.スコット・フィッツジェラルドと劇――序論:少年時代 同上 pp.430‐438

小田 基 もう一つの≪二十年代≫――[禁酒法]時代 東北大学新聞 1980.3.15

岡本紀元(訳) A.マイズナー:F.S.フィッツジェラルド『夜はやさし』 小林健治他共訳『アメリカの小説』(英米文学シリーズ10) 評論社 1980.3 pp.171‐197

内田 勉 ロマン精神との邂逅――The Great Gatsbyについて 名古屋工業大学学報31 1980.3 pp.57‐65

小林健治・中田裕二・岡本貴太郎・岡本紀元(共訳)『アメリカの小説』英米文学シリ-ズ10 評論社 1980.3 pp.171-197 (「Fスコット・フィッツジェラルド」)

加藤英夫・小野昌(編注) Best Known American Short Stories セントラル・プレス(株) 1980.4 53pp. “The Long Way Out” を収録。

高橋 徹 ハリウッド”貧乏横丁”の人たち――ウェスト,フォークナー、フィッツジェラルド 20世紀文学研究会編『文学空間』3 創樹社 1980.5 pp.123‐135

小堀陽一郎 1930年代のフィッツジェラルド 関東学院大学創立30周年記念論文集・文学部 1980.5 pp.360-376

常盤新平(著) アメリカの編集者たち――集英社 1980.6 pp.7‐19 マックスウェル・パーキンズの章

小堀陽一郎 1930年代のフィッツジェラルド(続) 関東学院大学文学紀要30 1980.7  pp.53‐70

内田 勉 『偉大なるギャツビー』小論――不条理を生きる視点の模索 『文学とアメリカ――大橋健三郎教授還暦記念論集』I 南雲堂 1980.8 pp.128-143

柄谷真佐子 ダーク・レイディのゆくえ――フィッツジェラルドについての一考察 同上Ⅱ 1980.8 pp.128‐143

坪井清彦 フィッツジェラルドの小説 山陽新聞 1980.9.22(研究ノート欄)

坪井清彦 フィッツジェラルドの魅力 朝日新聞 1980.11.12(夕刊,文化欄)

小堀用一朗 サバイバー・パーソナリティ 朝日新聞 1980.12.2 (夕刊,研究ノート欄)

村上春樹(訳・解説) スコット・フィッツジェラルド――アメリカン・ドリームの崩壊と再生(1920年代文学への照射-1-)「残り火」「氷の宮殿」「アルコールの中で」「フィッツジェラルド体験」 海XII-12 中央公論社 1980.12 pp.297-355

伊豆大和 The Pat Hobby Stories と晩年のF. Scott Fitzgerald 山口大学・英語と英米文学15 1980.12 pp.129-143

永岡定夫 フィッツジェラルド伝記拾遺(1)――伝記間の相違点とその解明 山梨大学教育学部研究報告31 1980.12 pp.10-18

Fujitani, Seiwa(藤谷聖和) A Study of Fictional Techniques in The Great Gatsby 追手門学院大学文学部紀要14 1980.12 pp.143‐154

西基和 『楽園のこちら側』?幻想と幻滅 前橋市立工業短期大学研究紀要15 1980.12.20 pp.25-29

1981~1990年

1981

馬場弘利 『美しく呪われた人』の批評に着いて 文芸と思想45 福岡女子大学文学部 1981.1 pp.21-30

成瀬尚孝 アメリカの夢――その形成と変遷について 慶應義塾大学商学部日吉論文集27(XVII-1) 1981.1 pp.1‐29

村上春樹 1981年代のミソロジ――Francis Scott Fitzgerald BRUTUS12(Ⅱ-2) 平凡出版 1981.2 p.67

小田 基 近況報告・禁酒法 英語青年CXXVI-12 研究社 1981.3 pp.620‐621 The Great Gatsbyの時代背景に言及

日野原 亨 The Great Gatsby試論――ある夢の行処 ぱいでいあ(教養論叢 高橋修三教授追悼号・<特集>)5 大阪薬科大学 1981.3 pp.91‐109

岡本紀元 『夜はやさし』とアメリカン・ドリームの崩壊 甲南女子大学研究紀要17 1981.3 pp.67‐82

南出洋子 The Great Gatsbyにおける「アメリカの夢」について ATHENA15 愛知淑徳短期大学英文学会 1981.3 pp.87‐102

伊豆大和 The Great Gatsbyの「夜」 山川鴻三教授退官記念論文集 英宝社 1981.4 pp.525‐537

渥美昭夫・井上謙治(編) ジャズ・エイジの物語――フィッツジェラルド作品集1 荒地出版社 1981.5 245pp. リッツ・ホテルのように大きなダイアモンド(渥美)バーニスの断髪宣言(寺門泰彦)氷の宮殿(沼澤洽治)メイ・デー(宮本陽吉)冬の夢(渥美)”分別”(井上)赦免(井上)フィッツジェラルド――人と作品(渥美)

村上春樹(訳) マイ・ロスト・シティー――フィッツジェラルド作品集 中央公論社 1981.5 215pp. 368に収録の作品ほか「哀しみの孔雀」「失われた三時間」「マイ・ロスト・シティー」の3編

(樹)深情けから訳を超える――村上春樹のフィッツジェラルド 朝日新聞 1981.6.27(夕刊、文化欄) 前掲381に全休

藤谷聖和 『偉大なギャッツビー』――MSとの比較から見た「緑色」の意味 文学と評論16 1981.6 pp.73‐76

渥美昭夫・井上謙治(編) すべて悲しき若者たち――フィッツジェラルド作品集2 荒地出版社 1981.7 220pp. 裕福な青年(宮本陽吉) 子供会(沼澤洽治) 男性的魅力(井上) 南部最後の美女(井上)難航(沼澤) スキャンダル探偵(渥美) 囚われた“影”(井上) 過去のある女(永岡) 指物師の店の前で(渥美)

大井浩二 フィッツジェラルドの妻――Zelda Fitzgerald 英語青年CXXVII-5 研究社 1981.8 特集「女性と英米文学」 p.307

〔短評〕渥美昭夫・井上謙治(編) ジャズ・エイジの物語――フィッツジェラルド作品集1に言及。 同上 p.368

(美)500字紹介『ジャズ・エイジの物語』 朝日ジャーナルXXⅢ-27 1981.7.3 p.73

野崎 孝 1920年代のアメリカ小説――2. F.スコットフィッツジェラルド 講座英米文学史11 井上謙治・野崎孝・浜本武雄・宮本陽吉著『小説Ⅵ』 大修館 1981.9 pp.47‐52

渥美昭夫・井上謙治(編) 崩壊――フィッツジェラルド作品集3 荒地出版社 1981.10 226pp. 異国のたび(渥美) バビロン再訪(沼澤洽治)、狂った日曜日(寺門泰彦)、罪を重ねて(永岡)、ある作家の午後(中岡)、遠すぎた出口(永岡)、ある中患者(井上)、金づるフィネガン(井上)、失われた十年(井上)、愛国的な短編映画(永岡)、時代遅れの二人(永岡)、ジャズ・エイジのこだま(井上)、眠っては覚め(宮本陽吉)、早く訪れた成功(宮本)、崩壊(宮本)、取り扱い注意(宮本)、張り合せ(宮本)、年譜(永岡)、フィッツジェラルド研究の歩み・書誌(永岡)

中嶋時哉(訳) ウォールター・ベザンソン:F.スコット・フィッツジェラルド――悪魔に取り憑かれた王子の魅力 『アメリカ文学における反逆者たち』 南雲堂 1981.10 pp.111‐143

大竹 勝 フィッツジェラルド・ブームの到来――本格的な日本への浸透 出版ニュース1235号 1981.11 pp.18‐19 前掲『フィッツジェラルド作品集』(荒地出版社)『マイ・ロスト・シティ』(中央公論社)の書評

森岡裕一 紳士は金髪がお好き?!――デイジー・フェイの毛髪に関する若干の考察 文学と評論17 1981.12 pp.5‐14

山口 格 The Last Tycoon における F. Scott Fitzgeraldの新視点 広島大学文学部紀要41 1981.12 pp.221‐236

宮本陽吉 贅肉のない時代への郷愁――フィッツジェラルド・静かなブーム 読売新聞 1981.12.16

亀井俊介 ゼルダ・フィッツジェラルド――フラッパーの女王が華麗に生きた10年 <光芒の1920年代 9> 朝日ジャーナルXXⅢ-49 1981.12.4 pp.84‐89

西基和 ’A Woman with a Past’?過去への回想そして訣別 前橋市立工業短期大学研究紀要16 1981.12.20 pp.31-35

1982

上藤礼子 『美しくも呪われた人』について――そのテーマをめぐって 人文研究XXXI-3 関西学院大学人文学会 1982.1 pp.89-103

Fujioka, Michiko(藤岡美智子) A Study of F. Scott Fitzgerald 論叢14 長崎外国語短期大学 1982.2 pp.39-50

刈田元司(編) フィッツジェラルドの文学–“アメリカの夢”とその死 荒地出版社 1982.3 228pp. 伝統の流れのなかで(坪井清彦)、夢と挫折と(永岡定夫)、フィッツジェラルドの文体(田坂崇)、フィッツジェラルドの郷土意識(利澤行夫)、『楽園のこちら側』『美しく呪われた人々』(永井衷)、『偉大なギャツビー』(刈田元司)、『夜はやさし』『崩壊』(長瀬弘)、『ラスト・タイク-ン』(伊豆大和)、短編について(高村勝治)、フィッツジェラルドが愛した女たち(永岡)、フィッツジェラルドとヘミングウェイ(岡本紀元)、二つの『夜はやさし』(村上春樹)、フィッツジェラルドと<富>の問題(金関寿夫)、フィッツジェラルドの<劇>と<映画>(坪井)、ハリウッドにおけるフィッツジェラルド(栗山富夫)、フィッツジェラルドの手紙(石一郎)、F. Scott Fitzgerald研究をめぐって(大竹勝)

橋口保夫・鴨川卓博(編注) 20th Century Short Stories; American Authors 松柏社 1982.3 ii+99pp. ”Financing Finnegan” を収録

森岡裕一 蠱惑と幻滅–都市小説としてのThe Great Gatsby 言語文化研究Ⅷ大阪大学言語文化部 1982.3 pp.33-46

Ishikawa, Kazuyo(石川和代) A Study of Fitzgerald’s “Winter Dreams” 名古屋女子大学紀要28 1982.3 pp.317-320

徳永由紀子 F.スコット・フィッツジェラルド『夜はやさし』について 鈴木幸夫先生古稀記念論文集『フェニックスを求めて』 南雲堂 1982.6 pp.283-293

坪井清彦 赤裸々なフィッツジェラルド伝 英語青年CXXⅧ-3 研究社 1982.6 pp.184-185 Matthew J. Bruccoli: Some Sort of Epic Granderu の紹介

永岡定夫・坪井清彦(編訳) フィッツジェラルドの手紙――愛と挫折の生涯から 荒地出版社 1982.7 201pp.

渥美昭夫 書評『フィッツジェラルドの文学――“アメリカの夢”とその死』 英語青年CXXⅧ-6 1982.9 pp.389‐390

永井 衷 F.スコット・フィッツジェラルド 尾形敏彦(編)『アメリカの自己発展–二十世紀のアメリカ文学Ⅱ』 山口書店 1982.10 pp.31-70

Naruse, Yoshitaka(成瀬尚孝) The Great Gatsby:”The Collapse of the American Dream” 慶應義塾大学商学部日吉論文集30 商学部創立25周年記念号(1) 1982.10 pp.173-202

本間喜美子 アメリカ文学と1920年代――The Sun Also Rises, The Great Gatsby, An American Tragedyを通してみたる<1920年代へのアプローチ1> 仙台大学紀要14 1982.10 pp.76‐85

Ueda, Osamu(上田修) The Language of F. Scott Fitzgerald’s The Great Gatsby–A Lexical Approach Kurokami Review 5 熊本大学大学院文学研究会 1982.10 pp.83-101 『英語学論説資料』XVI-4 1984.7 pp.630-639に収録。

Murakami, Yosuke(村上陽介) The Great Gatsby as a Critique of the Self-Made Man 京都府立大学学術報告<人文>34 1982.11 pp.29-39

楢崎 寛 作家の裏を見せる――作品に次ぐ便利な一次資料 日本読書新聞 1982.11.15 『フィッツジェラルドの手紙――愛と挫折の生涯から』403の書評。

岩元憲司・宮本峻(訳) トム・ダーディス:ときにはハリウッドの陽を浴びて――映画産業とフィッツジェラルド、フォークナー、ウェスト、ハックスリー、エイジー サンリオ(株) 1982.11 pp.29‐117

長瀬〔横尾〕 恵美The Great GatsbyのスタイルPERSlCA(岡山英文学会)9 1982.1 pp. 83-90

前田千悦子 F.スコット・フイッツジエラルドにおける「崩壊」の意識について?「バビロン再訪」を中心として 青山学院大学大学院英米文学研究科論集6 1982.3.31 pp.75-86

西基和 『偉大なるギャッツビー』?アメリカの夢 前橋市立工業短期大学研究紀要17 1982.11.6  pp.35-40


1983

村上春樹 1906年・ニューヨーク・シティー・タイム・トリップ<フィッツジェラルドを映像的に読む> サントリー・クォータリー14 1983.1 pp.40-49

松村延昭 A Conflict Between Evil and Good — F. Scott Fitzgeraldの”double vision” をめぐって 主流44 同志社大学英文学会 1983.2 pp.79-96

渡辺信二 語りの自覚的制限と3つの技法――ギャッツビーの夢のほうへ 英学論考14 東京学芸大学英語教育科 1983.2 pp.38‐52

Kobayashi, Yoshitaba(小林資忠) The Color Symbolism in The Great Gatsby by F. Scott Fitzgerald 愛媛大学教育学部紀要 第2部人文・社会科学15 1983.2 pp.51-63

島村法夫 熱気と、汗と、生命と――F.S.フィツジェラルド(ママ)試論 英語英米文学23 中央大学英米文学会 1983.3 pp.155‐182

武藤脩二 『偉大なるギャツビー』――漂流と運動 中央大学文学部紀要107<文学科>52 1983.3 pp.23‐43

Naka, Michiko(中道子) Responsiveness to Surroundings: A Study of F. Scott Fitzgerald 慶應義塾大学商学部日吉論文集31 商学部創立25周年記念号(2) 1983.3 pp.103-162

宮脇俊文 フィッツジェラルドの生地で――カウリー、スコッティとの出会い The Kansai Gaidai News84 1983.4 p.7

海野 弘(著) ジャズ・エイジの街角 冬樹社 1983.3 pp.72‐75

岡本紀元・高山吉張(訳) マシュー・J.ブルッコリー:フィッツジェラルドとヘミングウェイ――失敗の権威と成功の権威 あぽろん社 1983.4 265pp+xiv

小堀用一朗・石川康弘(編注) Modern American Authors 弓書房 1983.4 90pp. ”The Last of the Belles” を収録

川本三郎(著) ハリウッドの神話学 潮出版社 1983.4 pp.219-227 「ハリウッドの美しきゴシップ・ライター・シーラ・グレアム」

且 敬介 “失われた”世代からヒッピーまで――反抗世代の軌跡からアメリカを読む 『アメリカを読む/ブック・カタログUSA』 別冊宝島36 JICC 出版局 1983.8 pp.82‐83 『楽園のこちら側』ほかに言及。

亀井俊介 自由なエーテルを全身から発散させる果敢な種族――それがアメリカ女の魅力なのだ 同上 pp.142‐145 ゼルダに言及。

青山 南 負け戦を強いられてきたもう一つのアメリカを本でイメージ・トリップしてみる 同上 pp.190‐193 自訳ゼルダ・フィッツジェラルド『こわれる』(Save Me the Waltz) に言及

徳永由紀子 F.スコット・フィッツジェラルド『美しく呪われた人』について 英文学59 (創立百周年記念特集号) 早稲田大学英文学会 1983.8 p.161‐171

村上春樹 ゼルダ・フィッツジェラルド――1920年代の青春を燃焼し尽くした作家の美貌の妻 『歴史をつくる女たち』6――妻の名のもとに 集英社 1983.8 pp.239‐280

永岡定夫 書評 Mattew J. Bruccoli: Some Sort of Epic  Grandeur: The Life of F. Scott Fitzgerald 英文学研究LX-1 日本英文学会 1983.9 pp.174‐178

大島聖子(著) アメリカ読書の旅 南雲堂 1983.9 pp.37‐43 「スコット・フィッツジェラルド――フィッツジェラルドとアルゴンキン・ホテル・フィッツジェラルドとクイーンズボロー橋」 pp.73‐75「フィッツジェラルドと黄金海岸」の2章

村上春樹 スコット・フィッツジェラルドとアラーの園 サントリー・クォータリー16 1983.9 pp.52‐63

亀井俊介(著) アメリカのイヴたち 文芸春秋社 1983.9 pp.201‐248 フラッパーの女王――ゼルダ・フィッツジェラルドの章。

朝日ジャーナル(編) 光芒の1920年代 朝日新聞社 1983.10 pp.401‐413 亀井俊介「フラッパーの女王が華麗に生きた10年」395を再録。

永岡定夫・坪井清彦 天才の発見――名編集者M.パーキンズとその作家たち 荒地出版社 1983.11 pp.21‐51 「スコット・フィッツジェラルド、“苦しみ楽園”を行く」ほか。

伊豆大和 This Side of Paradise における作家の視点 山口大学・英語と英米文学18 1983.12 pp.125‐140

永岡定夫 日本におけるスコット・フィッツジェラルド――文献目録(1930‐1979)・追録版 山梨大学教育学部研究報告34 1983.12 pp.1‐8

Miyawaki, Toshifumi(宮脇俊文) St. Paul in Fitzgerald SOUNDINGS9 上智大学サウンディングズ英語英米文学会 1983.12 pp.187-199

山本博 意識下への遡源?『偉大なギャツビィ』の<語り手>について 福岡女学院短期大学紀要19 1983.2.28 pp.147-157


1984

成瀬尚孝 スコット・フィッツジェラルド――挫折を描く理由 慶應義塾大学商学部日吉論文集33 1984.2 pp.58‐76

寺澤みづほ F.S.フィッツジェラルド考――「全能の母親」探求の文学 和光大学人文学部紀要18 1984.3 pp.45-62

寺門泰彦 書評『フィッツジェラルドの文学』 アメリカ文学研究20 日本アメリカ文学会 1984.4 pp.119‐125 前掲397の書評。

加藤宗幸 デイジーの秘密のニック――『グレート・ギャツビー』の一解釈 北九州大学文学部紀要33 1984.3 pp.1-30

本庄桂輔 狂乱のパリ二十年代(上) 学鎧LXXXI-4 丸善(株) 1984.4 pp.52-55

宮脇俊文 S.FitzgeraldとS.Lewis‐The Great GatsbyArrowsmithの場合 関西外国語大学研究論集40 1984.5 pp.19-30

青山 南(訳) カルヴィン・トムキンズ:優雅な生活が最高の復讐である リプロポート 1984.5 pp.5‐13 「二つの家族」、104‐151「アンチープ」(一部)の章ほか。

井上謙治 フィッツジェラルド 別冊英語青年 特集<日本の英米文学研究-現況と課題> 研究社 1984.6 pp.109‐111

村上春樹 村上春樹さんと「華麗なるギャツビー」[映画]をみる 朝日新聞 1984.6.3(家庭欄)

清水一夫 ジャズ・エイジの苦闘――This Side of Paradise考察 龍谷紀要Ⅵ-1 龍谷大学 1984.8 pp.55‐64

青山みゆき F.スコット・フィッツジェラルドと詩 アメリカ文学44(秋季号) 日本アメリカ文学会東京支部 1984.10 pp.24-33

村上春樹 ザ・ロックヴィル・ビルグリメイジ<スコット・フィッツジェラルドの幻想>③ サントリー・クォータリー19 1984.11 pp.28‐29

Izu, Taiwa(伊豆大和) In Search of Fitzgerald’s Adam: A Note on This Side of Paradise 山口大学・英語と英米文学19 1984.12 pp.133‐147

宮脇俊文 FitzgeraldとLewisの中西部――The Great GatsbyとMain Streetの場合 大阪私立短期大学協会研究報告集21 1984.12 pp.55‐60

渋谷雄三郎(編注) New American Models 金星堂 1984.12 220pp.+75 ”The Baby Party” を収録。

濱口 脩 フィッツジェラルドの「バビロン再訪」――チャーリーの過去の罪のあがない 広島大学学校教育学部紀要Ⅱ-7 1984.12 pp.9‐19

神奈川県立外語短期大学図書館(編) 日本におけるFrancis Key Scott Fitzgerald研究書誌 書誌シリーズ5 1984.12 21pp.(ガリ版) 永岡定夫編「日本におけるスコット・フィッツジェラルド――文献目録(1930‐1979)」を単に作品別に分類し直したもの。

永岡定夫 フィッツジェラルド伝記拾遺(2)――両親の結婚式とその解釈 山梨大学教育学部研究報告35 1984.12 pp.1-10

藤谷聖和 ”Basil Duke Lee Stories” に於けるBasilの自己形成への軌跡 追手門学院大学文学部紀要18 1984.12 pp.169-190

徳永由紀子 フィッツジェラルドとヘミングウェイ――「ある作家の午後」と「キリマンジャロの雪」をめぐって リセダ・レヴュー23 早大文学研究会1984.12 pp.26-37

両角千江子 「思い違い」のモチーフを通して見たThe Great Gatsby 宮城学院女子大学学芸学部英文学会 英文学会誌12 1984.3.10 pp.12-30

山田省吾 F.S.フイッツジエラルドとケルトの憂うつ?「偉大なるギヤツビー」に気と木を求めて  神戸市立看護短期大学紀要3 1984.3.31 pp.129-141

西基和 『冬の夢』–崩壊への過程 前橋市立工業短期大学研究紀要19 1984.12.18 pp.23-27


1985

永岡定夫 F. Scott FitzgeraldとSt. Paul Academy の所在地 英語青年CXXX-11 研究社 1985.2 pp.535-536

宮内華代子(編注) The Letters of F. Scott Fitzgerald to His Daughter 三修社 1985.2 97.pp 序文:村上春樹「フィッツジェラルドの魅力」

向井 敏 フィッツジェラルドの魅力――〔村上春樹〕『マイ・ロスト・シティー』381 毎日新聞 1985.2.3 (日曜くらぶ、書評欄)

坪井清彦 失われた町――フィッツジェラルドとニューヨーク 松山信直編『アメリカ文学とニューヨーク』 南雲堂 1985.2 pp.160-176

成瀬尚孝 Tender is the Night の原型 “Our Type”とのF. Scott Fitzgeraldの苦闘――マニュスクリプトに触れながら 慶応義塾大学商学部日吉論文集35 1985.2 pp.1-47

岡本紀元 “My Lost City”について(1) 解題と評釈 甲南女子大学・英文学研究21 1985.3 pp.128-144

小堀用一朗 Tender is the Night について 関東学院大学文学部紀要43 1985.3 pp.43-55

佐々木 隆 「冬の夢」から「アメリカの夢」へ――The Great Gatsbyを中心に 同志社アメリカ研究21 同志社大学アメリカ研究所 1985.3 pp.53-66

松村延昭 アメリカの夢への回想――F.スコット・フィッツジェラルドの「ザ・スイマーズ」に関する一考察 文学と評論(復刊)1 文学と評論社 1985.3 pp.75-93

マ-リ-ン・スプリンガ-編(小林富久子訳) 『アメリカ文学のなかの女性--フェミニスト的視点によるもう一つの米文学史』 成文堂 1985.3.1 pp.133-166 (「性感帯上の戦い--二つの大戦間におけるアメリカ小説中の女性」の章)

江草久司・伊藤義生ほか(編注) Modern American Masterpieces 朝日出版社 1985.4 ix+122pp. ”The Sensible Thing” (伊藤義生)を収録。

成瀬尚孝 Tender is the Night–ブームに沸く社会のカーニバル 慶應義塾大学日吉紀要・英語英米文学1 1985.6 pp.66-85

村上春樹 ホワイト・ベア湖と「冬の夢」<スコット・フィッツジェラルドの幻想>④ サントリー・クォータリー21 1985.8 pp.242-245

満谷マーガレット 自伝と危機――Viktor Frankl とF. Scott Fitzgerald 英語青年CXXXI-1 研究社 1985.8 pp.242-245

高村勝治 『グレート・ギャツビー』の二重構造 アメリカ文学評論7 筑波大学アメリカ文学会 1985.9 pp.1-3

岩元 巌 アメリカの夢とその神話化――「語り手」の役割 同上 pp.4-11 『偉大なるギャツビー』に言及。

大畠一芳 去りゆく青春への挽歌『偉大なるギャツビー』論 同上 pp.12-19

幡山秀明 「眼鏡」と「青信号」の見誤り 同上 pp.20-27 『偉大なるギャツビー』に言及。

森田 孟 或る窓から見た光――『偉大なるギャツビー』小考 同上 pp.28-36

永岡定夫 日本における『偉大なギャツビー』研究書誌 同上 pp.37-45

刈田元司 酒の中の英米文学者 中京大学文学部紀要XX-2 1985.12 pp.60-75

伊豆大和 「過渡期の小説」としてのThe Beautiful and Damned 山口大学・英語英米文学20 1985.12 pp.127-144

山口 格 ”May Day”論――Gordon Sterrettの破滅を中心に 広島修大論集人文編XXⅥ-2 広島修道大学人文学会 1985.12 pp.31-53

樋口日出雄 『グレート・ギャツビー』論 英米文学研究21 梅光女学院大学英米文学会 1985.12 pp.139-151

1986

佐藤晴雄 『夜はやさし』のスコット・フィッツジェラルド 武蔵野英米文学18 武蔵野女子大学 1986.1 pp.25-53

足立富美 Scott Fitzgeraldの短篇小説論――”Winter Dreams”をめぐって 別府大学紀要27 1986.1 pp.29-36

藤谷聖和 フィッツジェラルドの女性像――フラッパーの崩壊について 文学と評論Ⅱ-2 1986.1 pp.45-52

岡本紀元 ”My Lost City”について(2) 甲南女子大学・英文学研究22 1986.3 pp.119-136

宮脇俊文 ”The Diamond as Big as the Ritz” ――ファンタジーと社会的要素 関西アメリカ研究会編『アメリカン・ラビリンス』京都・玄文社 1986.4 pp.113-127

田坂 崇 白い闇:オクシモロンの世界–フィッツジェラルドの文体 英語青年XCCCⅡ,4 1986.7 pp.158-162

成瀬尚孝 This Side of Paradise--Amory Blaine の自我の探求と反抗の姿勢 慶應義塾大学日吉紀要・英語英文学4 1986.10 pp.49-69

村上春樹 奇妙に心地よい太陽の照る場所――アラバマ州モントゴメリイを訪ねて マリ・クレール5 中央公論社 1986.11 pp.73-85

森川展男 The Great Gatzby(ママ)試論 nci論叢 英語英文学新潮(1986年版) 1986.12 pp.208-219

伊豆大和 F. Scott Fitzgeraldの”May Day” について 山口大学・英語と英米文学21 1986.12 pp.135-150

樋口日出男 『グレート・ギャツビー』再論英米文学研究22 梅光女学院大学英米分学会 1986.12 pp.19-38

Mikami, Hikaru(三上 晃) F. Scott Fitzgerald’s Romanticism for the American Dream in The Great Gatsby 久留米大学論叢35 1986.12 pp.75-81

藤谷聖和 ”Josephine Stories” に於けるJosephineの感情破綻について 追手門学院大学文学部紀要20 1986.12 pp.131-148


1987

足立富美 S. Fitzgerald短篇論、(その2)――”Ice Palace”(ママ)と南北戦争後遺症 別府大学紀要28 1987.1 pp.9-18

上岡克己(編注) Images of Women in Literature  ニューカレントインターナショナル 1987.2 pp.40-62 ”The Last of the Belles” を収録

徳永由紀子 F.スコット・フィッツジェラルド 『偉大なるギャツビー』について――読み手としてのニック 聖隷学園聖泉短期大学・人文・社会科学論集1 1987.2 pp.29-46

田坂 崇 キーツの言語とフィッツジェラルドの文体 明星英米文学2 明星大学英米語学文学会 1987.3 pp.85-101

三木信義 The Great Gatsbyについて 園田学園女子大学・論文集21 1987.3 pp.33-43

藤谷聖和 F. Scott FitzgeraldとHollywood――手法への映画の影響 追手門学院大学・創立二十周年記念論集<文学部篇> 1987.3 pp.295-308

芳賀 馨 The Irony: The Eyes of a Romantic Egoist–Chiefly on the Construction of F. Scott Fitzgerald’s The Great Gatsby 開文社 比較文化研究7 日本比較文化学会 1987.6 pp.1-16

鈴木主税(訳) A.スコット・バーグ:名編集者パーキンズ(上下) 草思社 1987.7 pp.5-14、ほか

小堀用一朗(著) 『スコット・フィッツジェラルド――人と作品』 弓書房1987.7 265pp

斎藤英治 フィッツジェラルドの子供たち 波XXI, 11 新潮社 1987.11 pp.16-18

佐藤晴雄 書くことと生きることと――S.フィッツジェラルドの文学と経済英米文学21中央大学大学院英米文学科 1987.12 pp.27-42

岩崎 健 アメリカの夢と悪夢(その1)――『偉大なるギャツビー』を中心に nci論叢 英語英文学新潮(1987年版) 1987.12 pp.71-79

森川展男 Winter Dreams――Fitzgeraldの理想主義 同上 pp.110-119

伊豆大和 Rosemaryの視点と二つのTender is the Night 山口大学・英語英米と文学22 1987.12 pp.147-164

徳永由紀子 ニックとギャツビー――「見る」人と「見られる」人 早大文学研究会 ワセダ・レビュー26 1987.12 pp.37-49

樋口日出雄 『天国のこちら側』 英米文学研究23 梅光女学院大学英米文学会 1987.12 pp.87-99

坪井清彦 創作の技法:ジョン・オハラの初期の短編 岡山大学文学部紀要8 1987.12 pp.145-154 ”The Doctor’s Son” へのThe Great Gatsbyの影響について論究。

藤谷聖和 The Pat Hobby Stories 研究――映画手法の影響について 追手門学院大学文学部紀要21 1987.12 pp.85-101


1988

田中啓介・出井ヤスコ(編注) American Eves in Short Stories 英宝社 1988.1 140pp. ”The Ice Palace” を収録。

中村雄大 『グレート・ギャツビー』にみられるフィッツジェラルドの愛 大東文化大学英米文学論叢19 1988.3 pp.77-84

渡辺教一 S. Anderson のF.S.Fitzgeraldへの文学思想の影響 弘前学院大学英米文学12 1988.3 pp.2-14

新村昭雄 The Great Gatsby and American Dream  北九州大学文学部紀要(B系列)20 1988.3 pp.43-60

Shinohara, Nobuko(篠原信子) The Great Gatsby:A Romance of The American Dream  四国女子大学紀要7(2) 1988.3 pp.217-230

高見 浩(訳)「離陸までの3時間」エスクァイア日本版Ⅱ、 1 U.P.U. 1988.4 pp.227-237

村上春樹(著) ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック TBSブリタニカ 1988.4 184pp. エッセイ8編のほか「自立する娘」(”On Your Own”), 「リッチ・ボーイ」の新訳を収録。(397,412,428,431,446,449,469,488を再録)

落合恵子 再浮上する魂の輪郭 朝日新聞 1988.4.25 読書欄518の書評

並木信明 トマス・サトペンとジェイ・ギャツビー――夢に憑かれた男たち 英語青年CXXXⅣ-3 1988.6 pp.24-28

小堀用一朗 リビエラとフィッツジェラルド 関東学院大学文学部紀要53(人文学会20周年特集) 1988.7 pp.5-19

永岡定夫・坪井清彦(訳) A.ターンブル:完訳フィッツジェラルド伝 こびあん書房 1988.9 404pp.

依藤道夫 『偉大なるギャツビー』――アメリカの夢の一“研究” 都留文科大学研究紀要29 1988.10 pp.23-51

石田敏行 The Great Gatsbyにおける目の意識 横浜国立大学人文紀要第2類(語学・文学)35 1988.10 pp.63-75

宮脇俊文(訳) わがシークはどこへ行ったか;フラッパーへの賛辞;思いあがった男たち(フィッツジェラルド);八年間をふりかえって(スコット&ゼルダ・フィッツジェラルド) ユリイカXX,14 (特集フィッツジェラルド) 青土社 1988.12 pp.52-69

宮脇俊文 フィッツジェラルドの現代性――村上春樹、マッキナニー、ベイティ 同上 pp.70-75

成瀬尚孝 フィッツジェラルドと「アメリカの夢」 同上 pp.76-85

矢作三蔵(訳) マルカム・カウリー:ロマンス・オヴ・マネー 同上 pp.86-97

佐藤晴雄 フィッツジェラルドの出納簿――あるいは希望への感受性 同上 pp.98-105

寺沢みづほ 彼はなぜ金持ちの美女に惹かれるのか?――「全能の母親」探求の文学 同上 pp.106-113

宮脇俊文 娘から見たスコット&ゼルダ 同上 pp.114-118

宮脇俊文(写真解説) きらびやかで哀しい、感性の小説家 同上 pp.119-134

巽 孝之 もっとロマンティックに――フィッツジェラルド「マイ・ロスト・シティ」 同上 pp.135-141

沼澤洽治(訳) 結婚式の人々 同上 pp.142-158

寺門泰彦(訳) チープサイドのタークィン 同上 pp.159-165

堤 和子(訳) 天才作家とコンビを組んで 同上 pp.166-175

渥美昭夫(訳) なまいきな少年 同上 pp.176-196

楢崎 寛 娘への手紙 同上 pp.197-201

石塚浩司 スコットとゼルダの幽霊劇――T.ウィリアムズ『ホテルへの夏服姿で』 同上 pp.202-205

永岡定夫・長瀬弘・川畑由美 フィッツジェラルド図書館〔著作改題〕 同上 pp.206-216

永岡定夫 フィッツジェラルドの生涯 同上 pp.217-235

永岡定夫 日本における受容――戦前・戦後 同上 pp.236-238

青木信義(編) フィッツジェラルド・フィルモグラフィ 同上 pp.239-241

永岡定夫・川畑由美(編) フィッツジェラルド年譜 同上 pp.242-245

小林資忠 F. Scott FitzgeraldのTender Is the Night にみられるColor Symbolismについて nci論叢・英語英文学新潮(1988-9年版) 1988.12 pp.58-71

中田浩二 アメリカの夢と挫折――今、階段を上がる女性 20世紀文学紀行12・ニューヨーク 読売新聞夕刊 1988.12.13

伊豆大和(著) フィッツジェラルドの長編小説――自己投影の世界 旺史社 1988.12 282pp.

中山隆夫 フィッツジェラルドの『華麗なるギャツビー』――その悲劇性と偉大性 Sprout18 立正大学大学院英米文学研究会 1988.12 pp.71-77

井上博嗣 Jay Gatsby の悲喜劇的人間像――神の死の宣告者のあがき 神戸海星女子学院大学・短期大学研究紀要27 1988.12 pp.65-84

小林資忠 フィッツジェラルドの文体 六甲英語学研究会(編) 『現代の言語研究』 金星堂 1988.12 pp.315-329

田中敬子 1920年代アメリカ小説と自動車 人文論集24(2) 神戸商科大学経済研究所 1988.12 pp.131-148

TODAY’S SPECIAL GUEST/ Scott Fitzgerald The JIGGER’S No.6 SUNTORY 1988 pp.1-3(無記名記事、邦文)


1989

佐藤英夫 ヘミングウェイ、フィッツジェラルドとの出会い 敬愛大学研究論集35 1989.1 pp.251-290

小林資忠 F. Scott FitzgeraldのThis Side of Paradise にみられる色彩の諸相について 愛媛大学教育学部紀要 第2部人文・社会科学21 1989.2 pp.161-178

小堀用一朗 ヒロインのダイナマイト自殺――フィッツジェラルドの未発表短編について 英語青年CXXXⅣ,12 1989.3 pp.22-23 ”A Full Life” の紹介。

大橋千秋 F. Scott Fitzgeraldと彼の失われた街 主流50 同志社大学英文学会 1989.3 pp.97-113

小堀用一朗 フィッツジェラルドの未発表短編について 関東学院大学文学部紀要55 1989.3 pp.55-65 555に加筆したもの

谷岡 朗 F.S.フィッツジェラルドの光と影(1)――『楽園のこちら側』 木更津工業高等専門学校紀要22 1989.3 pp.117-126

田中良子 フィッツジェラルドの『偉大なるギャツビー』における夢と崩壊 井上博嗣(編)  『アメリカの文学における夢と崩壊』 創元社 1989.4 pp.111-127

遠竹 護 ジャズ・エイジとフィッツジェラルド 濱野成生(編) 『アメリカの文学と時代変貌』 研究社 1989.4 pp.191-203

大貫三郎(訳) 『華麗なるギャツビー』 角川文庫 1989.6 251pp. 旧訳『夢淡き青春』(1957)の改訂版

宮脇俊文 パリ時代のヘミングウェイとフィッツジェラルド――二人の間に友情は存在したか? ユリイカXXI,10(特集ヘミングウェイ) 青土社 1989.8 pp.142-150

野崎 孝(訳) 『偉大なギャツビー』 集英社ギャラリー・世界の文学⑰ アメリカⅡ 1989.10 pp.9-146 「解説」「年譜」「著作年譜」(佐藤晴雄)

伊豆大和 F. Scott Fitzgeraldと富の問題――”The Rich Boy” の場合 山口大学・英語と英米文学24 1989.12 pp.215-228

樋口日出男 フィッツジェラルドの小説作り――『楽園のこちら側』を中心に 英米文学研究25 梅光女学院大学英米文学研究会 1989.12 pp.87-100

1990

小林資忠 F. Scott FitzgeraldのThe Last Tycoon にみられる色彩のイメージについて 英語英文学新潮(1990版) ニューカレントインターナショナル 1990.1 pp.70-83

永岡定夫 作家の素養――F. Scott Fitzgeraldの場合 山梨大学教育学部研究報告40 1990.2 pp.1-9

小林資忠 F. Scott FitzgeraldのThe Beautiful and Damned にみられる色彩描写について 愛媛大学教育学部紀要 第2部人文・社会科学22 1990.2 pp.69-94

永岡(川畑)由美 Tender is The Night 試論(1)――初版と改訂版をめぐって 学苑604 昭和女子大学近代文科研究所 1990.3 pp.89-83

岡本紀元 Fitzgeraldの短編小説とHemingway 甲南女子大学研究紀要26 1990.3 pp.1-18

山田治男(訳) フィッツジェラルド――ハリウッドでの失敗(Laurence Stallings: “The Youth in the Abyss”) エスクァイア日本版〔別冊〕3 1990.4 pp.152-155

山口 格 Fitzgeraldと産業主義の時代 中・四国アメリカ文学研究26 1990.6 pp.27-39

清水一夫 F. Scott Fitzgeraldと失意のNew York 時代――”Babes in the Woods” を通じて 龍谷紀要12-1 龍谷大学 1990.8 pp.67-79

野崎 孝(訳) 『フィッツジェラルド短編集』 新潮文庫 1990.8 291pp. 「氷の宮殿」「冬の夢」「金持の御曹司」「乗継ぎのための三時間」「泳ぐ人たち」「バビロン再訪」を収録(作者名の表記は訳題のママ)

巽 孝之 アメリカン・アイロニー 波24-9 新潮社 1990.9 pp.49-51

石田敏行 This Side of Paradise における若者像 横浜国立大学人文紀要 第2類(語学・文学)37 1990.10 pp.61-79

宮内華代子 F.スコット・フィッツジェラルド論――「冬の夢」の中の「新しい女」 青山学院女子短期大学紀要44 1990.11 pp.1-18

Masui, Yukimi(増井由紀美) Fitzgerald’s Elaboration on Daisy’s Charm  千葉大学教養部研究報告B-23 1990.11 pp.343-349

伊豆大和 Nick Carraway は信頼できる語り手か?――The Great Gatsbyノート 山口大学・英語と英米文学25 1990.12 pp.129-145

沼澤洽治(訳) 『バビロン再訪――フィッツジェラルド短編集』 集英社文庫 265pp。 1990.12 「メイ・デー」「富豪青年」「バビロン再訪」解説・年譜(佐藤晴雄)鑑賞――20年代を求めて(常盤新平)を収録。

上西哲雄 中心の幻影――Fitzgeraldの”May Day” におけるDelmonico’sについて 岡山大学教養部紀要28 1990.12 pp.63-80

Shinohara, Nobuko(篠原信子) Conflicts of Values in F. Scott Fitzgerald’s “Tender is the Night” 四国女子大学紀要10(1) 1990.12 pp.75-92

徳永由紀子 「デイジー物語」を読む――『偉大なギャツビー』に関する一考察 金沢女子大学紀要(文学部)4 1990.12 pp.78-85

大橋千秋 Fitzgeraldとその父権的な価値 梅花女子大学文学部紀要 英語・英米文学篇25 1990.12 pp.123-137

谷岡 朗 F.S.フィッツジェラルドの光と影(2)――『楽園のこちら側』から『美しく呪われた人々』へ 木更津工業高等専門学校紀要23 1990.3 pp.119-134

1991~2000年

1991

横山千晶(注解) BABYLON REVISTED 講談社英語文庫 212pp. 1991.1 ”The Diamond as Big as the Ritz”, “Winter Dreams”, “Babylon Revisited”, “Three Hours Between Planes”, “My Lost City” を収録。

小林資忠 F. Scott Fitzgeraldの短編にみられる色彩表現について(I) 愛媛大学教育学部紀要 第2部人文・社会科学23 1992.2 pp.53-64

永岡定夫 日本におけるスコット・フィッツジェラルド――文献目録(1930~)・追録3版 山梨大学教育学部研究報告41 1991.2 pp.1-4

中尾秀博 「ジャズ・エイジ」のB.G.M.――『ギャツビー』の挿入歌(完結篇) 明治大学教養論集234 1991.3 pp.33-60

松村延昭 Nickの語るGatsby, Nickの語るDaisyについて 主流52 同志社大学英文学会1991.3 pp.131-147

成瀬尚孝 短編におけるスコット・フィッツジェラルドの時間の意識と作家像 慶應義塾大学日吉紀要 英語英米文学16 1991.3 pp.48-68

谷岡朗 『美しく呪われた人々』再考――F.S.フィッツジェラルドの光と影(3) 東京工科大学紀要『学術と文化』I 1991.3 pp.59-101

村上春樹 村上春樹とアメリカ作家たち 文学界 4月臨時増刊(村上春樹ブック) 1991.4 pp.115-117 『マイ・ロスト・シティ』381の「フィッツジェラルド体験」抜粋。

村上春樹(訳) 再びバビロンにて 「この1冊でわかる20世紀の世界文学」新潮・臨時増刊 1991.4 pp.210-233 ”Babylon Revisited” の翻訳。

小池修一郎(脚本・演出) ミュージカル『華麗なるギャツビー』(17場) 宝塚歌劇・雪組 1991.8.8-9.17(東京講演12.3-26) Matthew J. Bruccoliの劇評(書簡)所載。

永岡定夫 Matthew J. Bruccoli教授のプロフィル 英語青年CXXXⅦ,8 研究社 1991.11 p.402

中山隆夫 ”Winter Dreams” 論――「夢」と「幻想」 八王寺英文学論叢(帝京大学大学院)2 1991.12 pp.29-41

藤谷聖和 F. Scott Fitzgeraldの短篇に於ける女性像の変化 追手門学院大学文学部紀要25 1991.12 pp.181-197

Matsumura, Nobuaki(松村延昭) Transitional Stories of F. Scott Fitzgerald――Three Stories in Bits of Paradise 同志社女子大学学術研究年報42(1) 1991.12 pp.199-219

馬場雅典 ”Babylon Revisited” 論――現代社会におけるCharlie Wales の共同体感覚 九州女子大学紀要(人文・社会科学編)27-1 1991.12 pp.1-9

1992

越川芳明 アルコールに斃れたアメリカの作家たち 新潮89-2 2月新春特大号 1992.2 pp.200-208

永岡定夫 「学徒出陣」アメリカ版――プリンストン大学とフィッツジェラルド 帝京大学文学部紀要 英語英文学・外国語外国文学23 1992.2 pp.29-46

小林資忠 F. Scott Fitzgeraldの短編にみられる色彩表現について(Ⅲ) 愛媛大学教育学部紀要 第2部人文・社会科学24(2) 1992.2 pp.87-99

小林資忠 F. Scott Fitzgeraldの短編にみられる色彩表現について(Ⅱ) 英語英文学新潮(1991-2年版) ニューカレントインターナショナル 1992.3 pp.111-119

藤谷聖和 F. Scott Fitzgeraldの「家」 追大英文学会論集創刊号 1992.3 pp.21-28

長瀬恵美 The Great GatsbyにおけるDaisyの「声」 就実女子大学英文学会・就実英文学論集10 1992.3 pp.71-114

宮澤 是 ”The Offshore Pirate”– [ありそうにない話]の真実 神戸学院女子短期大学紀要25 1992.3 pp.83-96

谷岡 朗 F.S.フィッツジェラルドの光と影(4)――『偉大なギャツビー』東京工科大学紀要『学術と文化』2 1992.3 pp.125-153

佐伯泰樹(訳) 『フィッツジェラルド短篇集』 岩波文庫 432pp. 1992.4「リッツ・ホテルほどもある超特大のダイヤモンド」「メイ・デイ」「冬の夢」「金持ちの階級の青年」「バビロン再訪」「狂った日曜日」を収録。

星野裕子(著)(特別寄稿)青山 南 LIFE STORY:スコット・フィッツジェラルド~楽園を終われた二人 (株) メディアファクトリー 141pp. 1992.6

上岡信雄 The Great Gatsbyと三つの経済体制 英語青年CXXXⅧ,5 研究社1992.8 pp.210-214

小林資忠 F. Scott Fitzgeraldの長編小説にみられる色彩の世界 愛媛大学教育学部紀要 第2部人文・社会科学25-1 1992.9 pp.23-35

宮脇俊文 時代・世代・フィッツジェラルド――『楽園のこちら側』は「失われた世代」の作品か? 成蹊大学経済学部論集23-1 1992.10 pp.101-110

徳永由紀子 DaisyとMyrtle――The Great Gatsbyに関する一考察 関西アメリカ文学29 1992.11 pp.46-58

永岡定夫 第1回国際フィッツジェラルド会議報告 英語青年CXXXⅧ―9 研究社 1992.12 p.462

藤本純子 王国喪失のDickと故国帰還のPhilippe――Tender Is the Night から”Philippe–The Count of Darkness” へ ありす:英米文学研究(東京女子大学大学院同人誌)12 1992.12 pp.14-32


1993

中村嘉男 『楽園のこちら側』にみられる知的統一 長崎大学教養部紀要人文科学33(2) 1993.1 pp.35-48

水口紀勢子 ボビー・アン・メイスンのインターテクスト 帝京女子短期大学紀要13 1993.1 p.36ほか(“The Crack-Up” との関連について言及)

武藤脩二 フィッツジェラルドの『偉大なるギャツビ-』――漂流と運動『一九二〇年代アメリカ文学――漂流の軌跡』研究社 1993.1.25 pp.1-34(中央大学文学部紀要107 1983.3)を再録)

小林資忠 F. Scott Fitzgeraldの短編にみられる色彩表現について(Ⅳ) 愛媛大学教育学部紀要 第2部人文・社会科学25-2 1993.2 pp.56-67

永岡定夫 スコット・フィッツジェラルドの短編「冬の夢」読解考 帝京大学文学部紀要 英語英文学・外国語外国文学24 1993.2 pp.29-40

及川 学 ドンキホーテとサンチョパンサー――『ザ・グレート・ギャツビー』における視点(1) 帝京大学文学部紀要 英語英文学・外国語外国文学24 1993.2 pp.327-341

藤本純子 F.S.フィッツジェラルドの文学における祝祭 帝京大学文学部紀要 英語英文学・外国語外国文学24 1993.2 pp.401-422

上西哲雄 Nick Carraway の物語――Wall Street とThe Great Gatsby 和光大学人文学部紀要27 1993.3 pp.1-15

Waller, Stephen(Retold)・石川邦芳(注) The Baby Party and Other Stories 南雲堂+ペンギン SIMPLY名作シリーズ(11) 91pp. 1993.3 ”Bernice Bobs Her Hair”, “The Baby Party”, “A Short Trip Home”, “The Bridal Party” を収録。

斉藤忠利 The Great Gatsbyにおけるキリスト像 日本女子大学英語英文学会・英米文学研究28 1993.3 pp.57-71

山口 格 ”Winter Dreams” の特質–The Great Gatsbyとの比較において 広島修大論集・人文編33-(2-1) 1993.3 pp.119-135

丹羽隆昭 自動車と『偉大なるギャッツビー』 京都大学総合人間学部英語部会・英文学評論65 1993.3 pp.81-101

佐伯泰樹 若さの喪失、夢の終焉–フィッツジェラルド二十代の短編世界 東京工業大学人文論叢18 1993.3 pp.189-199

Kobayashi, Eichi(小林栄智) A Study of “Point of View” of Absalom, Absalom! and The Great Gatsby 教育研究(国際基督教大学学報1-A)35 1993.3 pp.237-242

清水重夫・清藤多加子(編注) My New York 三修社 1993.4(第8版) 89pp. ”My Lost City” を収録。

宮脇俊文 Sister Carrie とThe Great Gatsby――「過剰な欲望」と「過剰な夢」の世界 成蹊大学経済学部論集24-1 1993.10 pp.124-131

中村 功 神話としての『グレート・ギャツビー』 青山学院大学一般教育論集34 1993.11 pp.43-53

坪井清彦 「語り手」と「時間の流れ」:フィッツジェラルドとフォークナー 小野捷博士退官記念論文集 『はじめにことばありき』 英潮社 1993.11 pp.238-247

藤谷聖和 絵画的手法――Crane, Hemingway, Fitzgerald 追手門学院大学文学部紀要27 1993.11 pp.161-177

中野礼生 The Great Gatsbyについて――虚妄の文明とギャツビーの死 大阪音楽大学研究紀要32 1993.12 pp.175-194

Fujino, Sanae(藤野早苗) Money and Identity in The Great Gatsby 松蔭女子短大紀要9 1993.12 pp.37-53

伊豆大和 富のファンタジー――”The Diamond as Big as the Ritz” 山口大学・英語と英米文学28 1993.12 pp.229-241


1994

藤谷聖和 F. Scott Fitzgeraldの伝記に関する誤りについて:Syracuse時代の正確な住所 Newsletter No.5 The Fitzgerald Club of Japan 1994.1 pp.1-2

永岡定夫 フィッツジェラルドの短編”Design in Plaster”――その考察と試訳 帝京大学文学部紀要 英語英文学・外国語外国文学25 1994.1 pp.109-125

宮澤 是 Flappers and Philosphers――恋愛と結婚の現実 武庫川女子大学英文学会30 1994.1 pp.75-88

松村延昭 ロマンスの主役になれない男たち――F. Scott Fitzgeraldの描く男性たちに関する一考察 主流55 同志社大学英文学会 1994.2 pp.35-50

小林資忠 F. Scott Fitzgeraldの短編にみられる色彩表現について(V) 愛媛大学教育学部紀要 第2部人文・社会科学26(2) 1994.2 pp.71-84

清水一夫 F. Scott Fitzgeraldとラジオドラマ――”The Great Game” を中心に 龍谷紀要15-2 龍谷大学 1994.2 pp.97-113

深谷素子 ウォートンとフィッツジェラルド――『歓楽の家』と『グレート・ギャツビー』の類似性をめぐって 早稲田大学大学院文学研究科紀要別冊21 1994.2.28 pp.49-58

佐伯泰樹 <ギャツビーイズム>対<ビュキャナニズム>――『偉大なギャツビー』の地理学 東京工業大学人文論叢19 1994.3 pp.167-178

藤谷聖和 F. Scott Fitzgeraldの伝記に関する誤りについてーーSyracuseの住所の間違い 追大英文学会論集3 1994.3 pp.147-150

大橋千秋 Nick Carraway の社会観における偏り 梅花女子大学英米文学会 BAIKA REVIEW27 1994.3 pp.29-43

庭山泰子 “We are all queer fish”– “The Rich Boy” の語りについて 英文学論叢42 日本大学英文学会 1994.3 pp.97-105

谷岡 朗 ディック・ダイヴァーはどこへ消えたか?――F.スコット・フィッツジェラルドの『夜はやさし』 日本大学理工学部一般教育教室彙報55 1994.3 pp.1-13

井上謙治 「借用」についての問題–スタインベックとフランク・ノリスとフィッツジェラルドとヘミングウェイ 明治大学人文科学研究紀要35 1994.3 pp.306-317

田中敬子 新参者――『偉大なギャツビー』と1920年代アメリカ社会 神戸商科大学経済研究所論集XXIX-3・4 pp.1-16

トム・ダーディス 関 弘/秋田忠昭(訳) 『詩神は渇く――アルコールとアメリカ文学』 トパーズプレス 1994.4 pp.137-222 「フィッツジェラルド–どこかにもっと青い空」の章 Tom Dardis: The Thirsty Muse– Alcohol and the American Writer(1989) の翻訳

内田 勉 Cambridge版The Great Gatsbyは決定版か? 電気通信大学紀要7-1 1994.6 pp.69-88

鵜殿えりか・藤森かよこ(訳) ジュディス・フェッタリー『抵抗する読者――フェミニストが読むアメリカ文学』 ユニテ 1994.6 pp.138-157 「偉大なるギャツビー――フィッツジェラルドの<初夜権>」の章 Judith Fetterley: The RegistingReader– A Feminist Approach to American Fiction(1978) の翻訳。

中村嘉男 感傷家GatsbyとロマンチストGatsby 長崎大学教養部紀要(人文科学)35-1 1994.7 pp.79-90

小林資忠 F. Scott Fitzgeraldの短編にみられる色彩表現について(Ⅵ) 愛媛大学教育学部紀要 第2部人文・社会科学27(1) 1994.9 pp.31-51

小林資忠 F. Scott Fitzgeraldと色彩語 英語英文学新潮(1993-4年版) ニューカレントインターナショナル 1994.9 pp.76-82

山口 格 ”Winter Dreams” の結末と時間 広島修大論集(人文)35-1 1994.9 pp.71-96

坪井清彦 ヘミングウェイ/フィッツジェラルド国際学会 英語青年CXXXX,7 研究社 1994.10 ’Eigo Club’ P.368

野崎 孝(訳)『偉大なギャツビー』 集英社文庫 1994.10 319pp. 解説「デイズィの悩み」・年譜(佐藤晴雄)鑑賞「偉大さと華麗さの間で」(柳 美里)

馬場雅典 This Side of Paradise のBookⅡについて――産業主義時代の陥穽と信念の希求 九州女子大学紀要 特別号 1994.10 pp.43-57

上西哲雄 The Great Gatsbyにおけるユダヤ・ギャング 千葉大学英文学会 CHIBA REVIEW 16 1994.11 pp.1-18

伊豆大和 The Great Gatsbyの「不注意な運転」 山口大学・英語と英米文学29 1994.12 pp.229-239

藤本純子 フィッツジェラルドと「運命の車輪」 ありす:英米文学研究(東京女子大学大学院同人誌)14 1994.12 pp.52-64


1995

永岡定夫 フィッツジェラルドの短編”I Didn’t Get Over”――その考察と試訳 帝京大学文学部紀要 英語英文学26 1995.1 pp.143-160

中山隆夫 儚き夢の病理: 諦念なき上流執着症――フィッツジェラルドの「金持ちの青年」を例証として 九州帝京短期大学紀要7 1995.2 pp.21-30

深谷素子 リリーとデイジー――『歓楽の家』と『グレート・ギャツビー』のヒロイン研究 ほらいずん(早稲田大学英米文学研究会)27 1995.2.1 pp.1-13

上西哲雄 文学市場の中の『ギャツビー』/『ギャツビー』の中の文学市場出版研究25 1995.3  pp.121-141

上西哲雄 文学と集団――アメリカ文学の成立と変遷 東西南北2 和光大学共同研究機構 1995.3 pp.20-30(フィッツジェラルドと1920年代の文学市場との関係に言及)

森 乾(訳) ハンフリー・カーペンター『失われた世代、パリの日々――一九二〇年代の芸術家たち』 平凡社 1995.3 pp.307-316ほか。 Humphrey Carpenter: Geniuses Together: American Writers in Paris in the 1920s(1987) の翻訳

国友万裕 『グレ-ト・ギャツビ-』と光 京都外国語大学研究論叢XLVI 
1995.3.1 pp.186-193

西尾 巌 フィッツジェラルドとヘミングウェイ――”Babylon Revisited” の技法をめぐって 教養諸学研究(早稲田大学政治経済学部)97・98合併号 1995.3 pp.181-200

小林憲二(著) アメリカの文化のいま――人権・ジェンダー・階級 ミネルヴァ書房 1995.4 287pp.+33 pp.32-66(第3章「排除される周縁――フィッツジェラルドの美意識」)

森川展男(著) 『フィッツジェラルド――愛と彷徨の青春』 丸善ブックス1995.4 vi+263pp.

森本真一 スコット・フィッツジェラルド――神なき狂乱と不安 日本キリスト教文学会  キリスト教文学研究12 1995.5 pp.81-89

森本真一 F・スコット・フィッツジェラルド――神なき狂乱と不安 日本キリスト教文学会・キリスト教文学研究12 1995.5.12 pp.81-89

清水一夫 F.S.フィッツジェラルドと伝記資料――F.S.フィッツジェラルド・コレクションより 龍谷紀要17-1 龍谷大学 1995.8 pp.71-99

伊豆大和(訳) 『偉大なギャツビー』を読む――夢の限界 旺史者 1995.9 246pp. Richard Lehan: The Great Gatsby– The Limits of Wonder(1990) の翻訳

中村 功 『楽園のこちら側』について(1) 青山学院大学全学共通科目論集36 1995.11.16  pp.93-101

伊豆大和 The Great Gatsbyの序文としての“Absolution”山口大学・英語と英米文学30  1995.12.20 pp.249-260


1996

内田勉 F. Scott Fitzgeraldに関する伝記――最近の傾向 電気通信大学紀要IX-1 1996.1 pp.81-89

永岡定夫 それからのシ-ラ・グレアム――スコット・フィッジェラルド外伝 帝京大学文学部紀要・英語英文学27 1996.1 pp.217-235

深谷素子 サン・ラザ-ル駅の場面が語ること――『夜はやさし』における女性の二面性  ほらいずん(早稲田大学英米文学研究会)28 1996.2 pp.27-37

馬場雅典 The Beautiful and Damned論――私欲超越の願望 九州女子大学紀要32-3 1996.2 pp.107-116

三浦玲一 理解できない破滅と恋愛小説『夜はやさし』 渡辺利雄編『読み直すアメリカ文学』 研究社 1996.3 pp.382-398

内田勉 ケンブリッジ版『ラスト・タイク-ンの愛――あるウェスタン』について 同上 pp.483-496

永岡定夫 特講フィッツジェラルド 東京・こびあん書房 1996.3 303pp.

宮沢 是 ジャズ・エイジの寓話としてのTales of the Jazz Age–時間の流れと変化 武庫川女子大学英文学会32 1996.3.12 pp.41-60

Imai, Takahiro(今井隆博)The Great Gatsby; Scott Fitzgerald’s Criticism of Modern World  青山学院大学大学院文学研究科・英米文学専攻院生会「論集」20 1996.3.31 pp.83-95

伊豆大和 フィッジェラルドとヨ-ロッパ 坪井清彦・西前孝編『アメリカ作家とヨ-ロッパ』 英宝社 1996.4 pp.143-159

村上春樹 バビロンに帰る――ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック2 中央公論社 1996.4 (「ジェリ-ビ-ン」「カットグラスの鉢」「結婚パ-ティ-」「バビロンに帰る」「新緑」「スコット・フィッツジェラルドの幻影――アッシュヴィル、1935」の訳・エッセ-を所収)

遠竹 護 輝くものへの憧憬:F・スコット・フィッツジェラルド「冬の夢」 日本マラマッド協会編『アメリカ短篇小説を読み直す-女性・家族・エスニシティ-』 北星堂 1996.4.10 pp.43-55

上西哲雄 ニュ-ヨ-クとアメリカ小説――郊外化現象と『グレ-ト・ギャツビ-』天野雅文・林康次・加藤好文編『アメリカがわかるアメリカ文化の構図』松柏社 1996.5  pp.287-300

駒沢敏器 フィッツジェラルドと村上春樹/小説家の息づかいが聞こえる週間読書人 1996.5.10 (村上春樹『バビロンに帰る』の書評)

井上謙治 貴重な発見を含む論集/アカデミズムの厳しさを感じさせる態度 週間読書人  1996.5.10 (永岡定夫『特講フィッツジェラルド』の書評)

Shinshin, Alex Careless People on Wheels: The Automobile as Moral Vehicle in The Great Gatsby 言語文化研究会・研究紀要7 1996.6.1 pp.31-46 事務局:大妻女子大学  社会情報学部 服部研究室)

越智道雄 上流社会への強い愛憎/三人の主人公に託す 朝日新聞読書欄1996.6.2(村上春樹『バビロンに帰る』の書評)

沼澤洽治 実証作業の総括/資料を網羅・駆使して/生身の小説家とその分身をたどる 図書新聞 1996.6.8永岡定夫『特講フィッツジェラルド』の書評)

村上春樹 20世紀の古典 スコット・フィッツジェラルド/文章による救済を信じ 朝日新聞学芸欄 1996.6.21

清水一夫 F.S.フィッツジェラルドと崩壊の軌跡――グレ-ト・ネックからフレンチ・リビエラへ 龍谷紀要XVIII-1 1996.8 pp.53-75

坪井清彦(監修)復刻版 The Selected Works of F. Scott Fitzgerald 9vols 本の友社 1996.9 (総2,896頁)

国友万裕 『グレ-ト・ギャツビ-』――シンメトリ-の世界 京都外国語大学研究論叢XLVII 1996.9 pp.74-83

宮本陽一郎 フィッツジェラルドのジャズ・エイジ――コスモポリタニズム、ネイティヴィズム、ナショナリズム 英語青年CXLⅡ-7 特集:フィッツジェラルド 研究社 1996.10 pp.2-6

三浦玲一 Don’t Look Back in Anger――『楽園のこちら側』でのジェンダ-問題 同 pp.7-9

宮脇俊文 予言的自伝小説に見られるフィッツジェラルドの全体像–The Beautiful and Damned 同 pp.10-11

佐伯泰樹 ギャツビ-・スポ-ツ・スポ-ツヒ-ロ- 同 pp.12-14

内田勉 Tender Is the Nightの現在 同 pp.15-17

伊豆大和 The Last Tycoon再考――第二のGatsby? 同 pp.18-19

上西哲雄 “May Day”とその時代――Fitzgeraldの短編小説を読み直す 同 pp.20-22

藤谷聖和 「新刊書架」 同 pp.46-47 (永岡定夫『特講フィッツジェラルド』の書評)

エレノア・ラナハン(取材 河内タカ)スタイルではなく、ゼルダこそがフラッパ-の女王だった 同上 p.63

※ゼルダ・フィッツジェラルド展(ZELDA by HERSELF–The Art and Life of Zelda Fitzgerald パルコギャラリ-(渋谷パルコ パ-ト1・8F) 1996.10.18-11.19

Taniyama,Sawako(谷山澤子) Things Go G1immering:Three Stories of Covetousness by F.Scott Fitzgera1d NEW PERSPECTIVE 27-2(総号164)新英米文学研究会1996.11 pp.18-22

廣野由美子・福屋利信 The Great Gatsbyにおける時間 山口大学教育学部研究論叢 第1部人文科学・社会科学46 1996.12 pp.121-33

内田勉 F. Scott Fitzgera1dのFie!Fie!Fi-Fi!について 電気通信大学紀要9一(2)1996. 12 pp.57-62

河内タカ(取材)エレノア・ラナハン/スタイルではなく、ゼルダこそがフラッパ-の女王だった エスクァイア日本版X-12 特集:パ-ティの時代へようこそ――華やかなりし、マンハッタン饗宴の日々 1996.12 p.63

平中悠一 フィッツジェラルドのパ-ティ・タイム/「失われた世代」のもたらしたもの  同 pp.60-62

藤本純子 プリンストンとニュ-ヨ-ク――フィッツジェラルド生誕100年記念学会覚え書き ありす16 1996.12 pp.57-66

平中悠一 フィッツジェラルドのパ-ティ・タイム――「失われた世代」のもたらしたものエスクァイア日本版X-12 特集〈パ-ティの時代へようこそ――華やかなりし、マンハッタン饗宴の日々〉1996.12.1 pp.60-62

井上博嗣 ナルシストの終焉――ドリアン・グレイとジェイ・ギャツビ- 比較文化研究31 1996.? pp.1-12


1997

永岡定夫 プリンストン再訪――フィッツジェラルド生誕百周年会議報告  研究社『英語青年』CXLII 1997.1.1 p.548

内田 勉 サウスカロライナにて――フィッツジェラルド生誕百周年会議報告 同上 p.549

Kowalewski, Michael Popular Classics of American Literature (渡辺克昭注解)『名作を語る-アメリカ文学への誘い-』英宝社 1997. 1.10 pp.53-56 (The Great Gatsby を紹介)

藤本純子 永遠の青春を求めて――フィッツジェラルドと「時間」帝京女子短期大学紀要17 1997.1.31 pp.125-133

Nagaoka, Sadao(永岡定夫)Bibliographical Records of F. Scott Fitzgerald in Japan–English Version(1975-1995)  帝京大学文学部紀要 英語・英文学28 1997.1.31 pp.127-175

藤谷聖和 F. Scott Fitzgerald とアルコ-ル中毒 追手門学院大学創立三十周年記念論集・文学部篇 1997.3 pp.205-220

藤谷聖和 フィッツジェラルドとアルコ-ル中毒(2)――作品への影響 追大英文学会論集6  1997.3 pp.13-27

山本芳美 The Great Gatsbyを読む:「秩序の崩壊」未遂事件 東京女学館短期大学 紀要第19輯一一短期大学創立40周年記念論文集1997.3 pp.235-43

長瀬恵美 スコット・フィッツジェラルドの ‘Tarleton Trilogy’ をめぐって 就実英学論集 1997.3 pp.41-60

青山南 ゼルダの恋文 [特集]恋の手紙・誘惑の言葉 週刊朝日別冊・小説TRIPPER 1997春季号1997.3 pp.42-45

Shinohara, Nobuko(篠原信子)Fitzgerald’s Declining Marital Bliss 四国大学紀要人文社会科学編7 1997.3.30 pp.111-134

清水一夫 F. Scott Fitzgerald とロ-マの事件――“The High Cost of Macaroni”を通じて 龍谷紀要18-2 1997.3 pp.83-98

平石貴樹 「かれらは不注意な人たちだった」――『偉大なギャツビ-』再考(上) 研究社『英語青年』CXLIII 1997.4.1 pp.14-16

平石貴樹 「かれらは不注意な人たちだった」――『偉大なギャツビ-』再考(下)英語青年CXLⅢ-2 研究社 1997.5 pp.71-73

荒このみ 無罪だって金しだい 特集〈エッセイ〉アメリカと私  研究社『時事英語研究』1997.5.1 pp.10-11 (『偉大なるギャツビ-』に言及)

内田勉  F. Scott Fitzgeraldの“May Day”について一アメリカン・アイデンティティの危機 電気通信大学紀要10一(1)1997.6 pp.23-29

小池修一郎(作・演出)ミュ-ジカル『失われた楽園–ハリウッド・バビロン–』(17場)  宝塚歌劇・花組公演 東京宝塚劇場 1997.6.4-6.30

岡本紀元 ジャズ・エイジと「アメリカの夢」の崩壊――フィッツジェラルド 川上忠雄編『文学とアメリカの夢』 英宝 1997.9.30 pp.172-195(第6章)

伊豆大和 The Great Gatsbyの月光 山口大学「英語と英米文学」32 1997.12 pp.339-351

藤谷聖和 F. Scott Fitzgerald と大衆雑誌:The Smart Set (1919)からThe Great Gatsby (1925)までの期間 追手門学院大学文学部紀要33 1997.12.30 pp.101-116

寺沢みづほ すべての他者が分裂病に見える精神構造–『夜はやさし』考 早稲田大学教育学部学術研究45 1997.2 pp.61-74

1998

永岡定夫 フィッツジェラルド、そして女たち(補遺)帝京大学文学部紀要英語・英文学29 1998.1.31 pp.51-67

藤本純子 Jay McInerneyのBlight Lights, Big CityにおけるFitzgeraldの影響 帝京女子短期大学紀要18  1998.1.31 pp.249-267

田坂 崇 星を求める蛾の願い――Shelley, A.Maurois そしてFitzgerald 研究社『英語青年』CXLIII-11 1998.2.1 pp.664-666

Nakayama, Takao(中山隆夫)This Side of Paradise–The Disillusion of Young Romanticism 九州帝京短期大学紀要10 1998.2 pp.25-37

長瀬恵美 5番目の客人–The Great Gatsbyにおける「電話」 就実英学論集16 1998.3 pp.99-130

大橋千秋 オリジナル・フォリ-ズの娘 BAIKA REVIEW(梅花女子大学英米文学会)31 pp.97-102 1998.3.20 

新美澄子 消費時代が生む愛のかたち――『華麗なるギャツビー』(1974) (劇場版) 日本マラマッド協会編『アメリカ映像文学にみる愛と死』 大3章 pp.125-138 北星堂 1998.4.20

今橋映子 宴のあと――フィッツジェラルド「バビロン再訪」『パリ・貧困と街路の詩学』 都市出版 1998.5.29 pp.7-21

小林資忠 F. Scott Fitzgera1dの小説の誤植について 英語青年144-3 1998.6 EIGO CLUB p.182

佐伯彰一 出会いの十字路(7)一ヘミングウェイの「毒気」學鐙95-7 1998.7 pp.46-51 (『移動祝祭日』のフィッツジェラルドに言及)

福屋利信 AhabとGatsby: アメリカン・ヒ-ロ-の系譜における悲劇性の意味 YASEELE(山口大学英語教育研究会)2 1998.8 pp.33-42

佐伯彰一 出会いの十字路(9)――妻たちとヘミングウェイ 丸善『学鐙』95-9 1998.9.5  pp.40-45 (フィッツジェラルド夫妻への言及あり)

越智道雄 ワスプ(WASP)――アメリカン・エリ-トはどうつくられるか 中公新書 1998.9.25 244pp.(第二章ほか)

佐伯彰一 出会いの十字路(10)――「ヘミングウェイ書簡集」の衝撃 丸善『学鐙』95-10  1998.10.5 pp.48-53 (フィッツジェラルド宛ての手紙などに言及)

佐伯彰一 出会いの十字路(11)――「政治」の大波  丸善『学鐙』95-11 1998.11.5 pp.48-53 (フィッツジェラルド夫妻への言及あり)

巽 孝之 オズ・エイジの谺――ギャツビー以後の大富豪像 慶應義塾大学藝文学会・藝文研究75 pp.276(105)-258(123) 1998.12.1

Clive, Stroud-Drinkwater Realism in the D. J. Salinger: Lessons from Twain and Fitzgerald 英文学論叢(京都女子大学英文学会)42 1998.12.21 pp.83-98

大橋千秋 Zelda Fitzgeraldの“Girl Stories”梅花女子大学文学部紀要32 pp.51-64  1998.12.25 

Nakajima, Naoki(中島直樹) ”Grotesque Gardens”: The World Where Gatsby Descends 城西大学女子短期大学部文学会・城西文学24 pp.2(105)-15(92) 1998.12.25

大橋千秋 南部の女 BAIKA REVIEW(梅花女子大学 英米文学会)30 1998.? pp. 57-67

村尾純子 A Study of the Psychological Theme of “The Rich Boy” 関西大学大学院英語英米文学研究会 POIESIS 25 1998.9.30 pp.75-96


1999

佐伯彰一 出会いの十字路(13)――「ロマンス」恋愛の行方 丸善 『学鐙』96-1 1999.1.5 pp.42-47(ユダヤ系 Wolfshiem への言及あり)

「華麗なるギャツビー」(書評) 作家、批評家に英(ウォーターストーン)書店が聞く…「華麗なるギャツビー」などが次点 山陽新聞 1999.1.20

藤本純子 フィッツジェラルドの「父と子」の問題 帝京大学文学部紀要英語・英文学30 1999.1.31 pp.77-85

前田絢子 明日は新しい日 朝日新聞「一語一会」欄 1999.2.16(夕刊)(フラッパ-の先駆としてのゼルダに言及)

藤谷聖和 スコット・フィッツジェラルド 森岡裕一・藤谷聖和・田中紀子・花岡秀・貴志雅之・『酔いどれアメリカ文学–アルコ-ル文学文化論』英宝社 1999.2.25 pp.85-134(第二章)

小野清之 アメリカ鉄道物語――アメリカ文学再読の旅 研究社 1999.2.25 pp.190-192 及び「荒廃のイメージ」(pp.202-203)

Kobayashi, Yoshitada(小林資忠) Color Symbolism in the Novels of F. Scott Fitzgerald(I) 愛媛大学教育学部紀要Ⅱ人文・社会科学31-2 pp.27-66 1999.2.28

井上博嗣 Robert CohnとCharles Wales――中年男性における挫折 英知大学国際言語研究室紀要 言語文化2 1999.3 pp.1-19

上西哲雄 通俗な神経症――F.S.フィッツジェラルドの「狂った日曜日」を読む 中・四国アメリカ学会創立25周年記念論文集 pp.173-182 1999.3

加藤光男 Fitzgeraldの世界(1)”The Ice Palace” と情景描写 札幌大学外国語学部紀要・文化と言語32(2) pp.47-73 1999.3

小谷耕二 『偉大なギャツビー』小考――階級とアメリカの夢 九州大学言語文化部 言語文化論究10 pp.95-103 1999.3.1

ロジェ・グルニエ(中条省平訳)『フィッツジェラルドの午前三時』白水社 1999.3.10  270pp. (Roger Grenier: Trois heures du matin, Scott Fitzgerald Gallimard, 1995 の訳)

大橋千秋 ゼルダ・フィッツジェラルドの「娘」たち 南井正廣編『フィクションの諸相――松山信直先生古希記念論文集 英宝社 1999.3.10 pp.177-198※(『ゼルダ・フィッツジェラルド短篇集』に加筆再録)

松村延昭 フィッツジェラルドのみた裕福な青年――「裕福な青年」再考 南井正廣編『フィクションの諸相』――松山信直先生古希記念論文集 英宝社1999.3.10   pp.157-175

 大津栄一郎(編訳)パット・ホビ-とオ-ソン・ウエルズ 『20世紀アメリカ短篇選』(上)岩波文庫 1999.3.15 pp.189-207(“Pat Hobby and Orson Welles”、1940の訳)

大橋千秋(訳)ゼルダ・フィッツジェラルド「ミス・エラ」BAIKA REVIEW (梅花女子大学英米文学会)32 pp.95-102 1999.3.20

大橋千秋 『ゼルダ・フィッツジェラルド短篇集――作品と解題』大阪教育図書 153pp.  1999.3.30

加藤光男 Fitzgeraldの世界(1)――“The Ice Palace”と情景描写 札幌大学外国語学部紀要「文化と言語」32-2(通巻49)pp.47-73 1999.3.31

Tokunaga, Yukiko(徳永由紀子) On Fie! Fie! Fi-Fi! and Other Early Plays: Reevaluating F. Scott Fitzgerald as a Playwright  大阪国際大学・国際研究論叢12-3 pp.19-34 1999.3.31

上西哲雄 仕事としてのフィッツジェラルドの『夜はやさし』 北海道アメリカ文学15 pp.25-36 1999.3.31

宮脇俊文 ピュ-リタニズムからマルティカルチュラリズムへ『グレ-ト・ギャッツビ-』における二つの世界 秋山健監修 宮脇俊文・高野一良編『アメリカの嘆き-米文学史の中のピュ-リタニズム』松柏社 1999.5.25 pp.254-277

藤谷聖和 F.Scott Fitzgerald と大衆雑誌--創作実験所としての雑誌 追手門学院大学英語文化学会編『英語文化の諸相』英宝社 1999.5.31 pp.61-74

福屋利信 ’Jazz Age’ 開始時点の再検討 Circles2(代表者尾形敏彦:総合人文科学研究会) 1999.8.10 pp.49-59

Kobayashi, Yoshitada(小林資忠) Color Symbolism in the Novels of F. Scott Fitzgerald(II) 愛媛大学教育学部紀要Ⅱ人文・社会科学32-1 pp.69-117 1999.9.20

伊豆大和 The Great Gatsbyにおける電話の機能 山口大学・英語と英米文学34 1999.12 pp.137-146

西尾 巌 F.スコット・フィッツジェラルドとヘミングウェイ――「バビロン再訪」と『武器よさらば』の技法を中心に 『ヘミングウェイと同時代作家――作品論を中心に』 (鳳書房) 1999.12.20

内田 勉 スコット・フィッツジェラルドのプリンストン時代再考 学習院大学文学部研究年報46 pp.23-34 1999.?

深谷素子 消費社会の寓話――フィッツジェラルドの『美しく呪われた人々』再読―― 早稲田大学英文学会『英文学』第77号pp.43-57 1999.3.10

長瀬恵美Gatsbyの’Smile’?手書き原稿とゲラ刷り校正が明らかにするGatsby像 就実英語論(就実女子大学創立20周年記念号)18 1999.3.21 pp.83-116

上藤礼子“Gretchen’s Forty Winks”について?Roger HalseyとF. Scott Fitzgerald 大阪女子短期大学紀要24 1999.pp.69-73


2000

「華麗なるギャツビー」(オペラ) MET(メトロポリタン歌劇場)の目玉「ギャツビー」が藤嬢 作曲・脚本ジョン・ハービソン 朝日新聞夕刊芸能欄 2000.1.20

永岡定夫 フィッツジェラルド「マンハッタン島」――新世界のういういしい緑の胸 帝京大学文学部紀要・米英言語文化31 2000.1.31 pp.67-75

村上春樹 ジャズ・エイジの旗手 週刊朝日百科『世界の文学』39 名作への招待/南北アメリカ①(武藤脩二責任編集) 朝日新聞社 2000.2.20

今村楯夫 フラッパーの誕生 同上 p.271

Kobayashi, Yoshitada(小林資忠) Color Symbolism in the Novels of F. Scott Fitzgerald(Ⅲ) 愛媛大学教育学部紀要Ⅱ人文・社会科学32-2 pp.127-148 2000.2.28

藤谷聖和 F. Scott Fitzgeraldと日本人Tana 追大英語文化学会論集9 pp.97-102 2000.3

深谷素子 獲得することによる「心の破産」――Fitzgeraldの”Emotional Bankruptcy”と大量消費時代  日本アメリカ文学会東京支部会報 『アメリカ文学』 第61号 pp.32-39 2000.6.1

松村延昭シナリオ作家としてのFitzgerald 主流(同志社大学英文学会)61 2000.3.10
  pp.99-116
稲垣浩二 F. Scott Fitzgeraldは「神の子」か?The Great Gatsbyの曖味さ 武蔵大学人文学会31(2) 2000.2.21  pp.136-121

加藤好文 北部と南部の隔絶?フィッツジェラルド「氷の宮殿」を読む 愛媛大学法文  学部論集人文学科編8 2000. 2. 25 pp.97- 114

スザンヌ・ロドリゲス=ハンター (山本博監訳 山本やよい訳)  ロスト・ジエネレーションの食卓一偉大な作家・芸術家たちは何を食べたのか早川書房2000.4.3 (F.スコット・フイッツジェラルドとサラ・マーフィー?海辺にて(pp.243-252)ゼルダ・フイッツジェラルド?真珠のスープ(pp.305-315)の章

池上永一 書棚の中の「女」③ 文藝春秋「本の話」9月号 2000.9.1. The Great Gatsbyの「実況中継」(p.37)

今村楯夫  ロスト・ゼネレーションの作家 フイッツジェラルド「グレ・-ト・ギャツビー」ロスト・ゼネレーションー失われた世代1920-1929 毎日新聞社  2000.7.3  p.9

永岡定夫 Fitzgerald国際学会報告 二一ス苦行の旅 英語青年CXLVI No.6 2000.9.1 p.390

坪井清彦  ウルフとフイッツジェラルド 類似と相違 古平隆・常本浩編 人間と世界 トマス・ウルフ論集2000 金星堂2000.10.3 ppp.49-65

村上春樹・柴田元幸 翻訳夜話 文春新書129 pp.236-239(カポーティーとフイッツジェラルド)の項ほか

村尾純子 On “A Short Trip Home”:Meeting with the Shadow–The Psychological Development of the Protagonist 関西大学大学院文学研究科 千里山文学論集63 2000.    pp.91-103

村尾純子“The Rich Boy”の心理的テーマ 千里山文学論集64 2000.9.1. pp.41-63

村尾純子”The Cruious Case of Benjamin Button”における楽園願望  POIESIS 27 2000.9.30 pp.65-83

Tsuboi, Kiyohiko  Lost and Found The F. Scott Fitzgerald Society Newsletter 20 2000.12 p.6

2000年以降

照山雄彦 『楽園のこちら側』に関する論考 東洋文化(足利工業大学東洋文化研究会)19 2000.1.20pp.1-20

照山雄彦 『夜はやさし』に関する論考 東洋文化(足利工業大学東洋文化研究会)20 2001.1.20 pp.1-37

岡本紀元・高山吉張訳 友情の網渡り?新フイッツジェラルドとヘミングウェイ  あぽろん社 2001.1.20 388pp.+xx Matthew J.

Bruccoli: Fitzgerald and Hemingway: A Dangerous Friendship(1994)の邦訳

永岡定夫 「灰の谷」考― F. Scott Fitzgerald 研究余滴(2)帝京大学文学部紀要・米英言語文化32 2001.1.31 pp.45-55

グッドウィン・W‐ドナルド(小山昭夫訳)アルコールと作家たち 現代企画室 2001.1.15「私F.スコット・フイッツジエラルド、悪名高きアルコール中毒」pp.55-73

青山南・篠目清美訳 ゼルダ・フィッツジェラルド全作品 新潮社2001.3.20 Matthew J. Bruccoli(ed.) The Collected Writings of Zelda Fitzgerald(1991)の訳

斎藤英治 「作家ゼルダ」の妖しい魅力 波 2001年4月号 新潮社 2001 pp.56-57
  前掲害の書評

藤本純子 F. Scott Fitzgeraldのパリ ありす:英米文学研究(東京女子大学大学院同人誌)20 2001.3.1 pp.1-20

岡本紀元 The Great Gatsbyに示されたJazz Age F. Scott Fitzgeraldと1920年代 甲南女子大学英文学研究37 2001.3.11 pp.29-58

Sawazaki, Yukiko(澤崎由起子) Can the Flapper Speak: A Socio-cultural Discourse and Daisy Buchanan The Fitzgerald Club of Japan Newsletter No. 16  2001.4  pp.17-27

武藤脩二 アイリッシユ・アメリカンの文学 中央大学人文科学研究所編 ケルト復興 2001.3 ブラック・アイリッシユ–フイッツジエラルドの場合の項 pp.507-526

上西哲雄 ウイルソンとアメリカ同時代の小説―フィッツジェラルドヘの肩入れの理由(わけ) 英語青年147-3 2001.6.1 pp.159-161

山本博 F. Scott Fitzgerald作品における〈乗り物 〉という装置 福岡女学院大学人文学研究所紀要 人文学研究4 2001.3 pp.227-249

馬場雅典 “Absolution”–Schwartz神父のIdealism 九州女子大学紀要37-3 2001.3 pp.53-64

日下隆司 判断を留保すること-The GREAT Gatsbyにおける写真と語り 日本アメリカ文学会東京支部 アメリカ文学62 2001. 6.1 pp.22-32

藤沢良行 Charlie Walesの彷徨–“Babylon Revisited”研究 大阪樟蔭女子大学英米文学会誌37 2001 pp.113-12

吉田春生 村上春樹とアメリカ―暴力性の由来 彩流社2001.6.30 (第2章「反面教師としてのフィッツジェラルド」)pp.27-70

森慎一郎 机の上の原稿–『夜はやさし』における精神科医の破滅について英語青年 147-7 2001.10.1 pp.402-406

大橋千秋(訳) 植物 大阪教育図書 2001.9.17  166pp

西村明代 ”Myra Meets His Family”におけるHusband-hunterのプライドの価値 2002 Veritas No.24 pp.1-14.

西村明代 『アメリカ小説とその伝統』 その古典的価値とその後の50年の意義 2003.3  日本女子大学大学院研究科紀要 第9号 pp.21-32.